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豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

欧州ではがん罹患率増の一方で死亡率は減少

2018-10-13 08:30:14 | 研究
世界保健機関(WHO)は先日(9月12日)、報告書を発表し、欧州全体でがんの罹患率が引き続き増加傾向にある一方、死亡率は減少していると明らかにしたそうです(AFPBB NEWS)。報告書によると、WHOが「欧州地域」に分類する53か国で全人口の約2.4%が2014年にがんに罹患し、2000年から50%増加したそうです。がんの種類や国ごとの増加率には大きなばらつきがあり、スウェーデンやノルウェー、フィンランド、デンマーク、アイスランドといった北欧の国々ではがんの罹患率は平均の約2倍に当たる5%だった一方、ベラルーシやジョージア、ロシアなど独立国家共同体(CIS)を構成する旧ソ連10か国ではわずか1.8%だったそうです。また、乳がんの罹患率は欧州地域全体で女性10万人当たり110人となり、2000年から2014年にかけて30%増加したそうです。一方で乳がんの生存率も増加傾向にあり、乳がんの死亡率は2000年に女性10万人あたり23.8人だったのが、2015年には20人にまで減少しているそうです。さらに子宮頸がんの死亡率は欧州連合(EU)域内で1970年代と比べて半減し、2015年には女性10万人あたり3人だったそうです。地域ごとでばらつきや例外もみられるものの、気管腫瘍、気管支腫瘍、肺がんの死亡率も欧州全体では減少傾向にあり、2000年から13%減少したということです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3189360?cx_part=search
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