健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

メスだけで繁殖のシロアリ

2018-10-09 08:30:42 | 研究
西日本の温暖な森林に生息する「ナカジマシロアリ」が、地域によっては雌だけで繁殖し集団生活することが確認されたそうです(YOMIURI ONLINE)。もともと雌雄で生きてきた生物が、雄なしでも環境に適応できることを示す一例で、生物における雄の存在意義が改めて問われそうだとのことです。研究でムは国内の生息地ほぼ全域で巣を調査。和歌山県南部や沖縄本島などの離島で調べた計41の巣には雌雄がほぼ同数ずつ生息していたそうですが、四国と九州で見つかった計37の巣には雌しかいないことが判明したというのです。この巣には複数の女王アリがいて、雄なしに産卵して増える「単為生殖」をしているそうです。遺伝子の解析によると数十万年以上前に雌だけの集団ができ、以後は雄と交流していないということです。

https://www.yomiuri.co.jp/science/20180925-OYT1T50081.html?from=ycont_top_txt
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