オウサマペンギンの世界最大の集団繁殖地が30年間で90%近く縮小したと警鐘を鳴らす研究結果がAntarctic Scienceに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。アフリカの南端と南極のほぼ中間に位置する仏領クロゼ諸島(Crozet archipelago)ココン島(Ile aux Cochons)に科学者らが最後に足を踏み入れた当時は、200万羽に及ぶオウサマペンギンで島が覆い尽くされていたそうです。飛べない鳥のオウサマペンギンは体高が約1メートルに達するそうです。ですが、最新の人工衛星画像とヘリコプターから撮影された最近の写真により、オウサマペンギンの個体数が急減した結果、20万羽が辛うじて残っている状況にあることが明らかになったということです。定住型の鳥であるオウサマペンギンは、餌探しの時に成鳥が数日間海に出るが、渡り(季節移動)はしないそうです。ココン島のコロニーがこれほど大幅に縮小した理由は謎だそうです。
http://www.afpbb.com/articles/-/3184384
http://www.afpbb.com/articles/-/3184384