健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

米国人の3人に1人がうつ病の副作用ある薬を服用

2018-07-07 08:30:47 | 研究
米国人の3人に1人が、うつ病のリスクを高める恐れがある医薬品を服用しているとの研究結果がJAMAに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。これらの医薬品が経口避妊薬や胃の制酸薬、一般的な心臓病の薬といった広く普及している処方薬や市販薬であるため、副作用としてうつ病を引き起こす可能性があることを一般の人は知らないかもしれないと指摘。研究によると、うつの症状が現れるリスクが最も高いのは、副作用でうつ病が引き起こされ得る薬を複数同時に服用している人だったそうです。こうした薬を同時に3種類以上服用した成人の約15%に服用中にうつの症状が現れたのに対し、薬を一切服用しなかった人はわずか5%、1種類しか服用しなかった人は7%だったそうです。警告文で自殺のリスクを表示しているのは抗うつ薬だけだそうです。降圧薬、「プロトンポンプ阻害薬」と呼ばれる制酸薬、鎮痛薬、経口避妊薬などの一般的な医薬品のパッケージでは、こうした警告文はもっと分かりにくく表示されているか、全く表示されていないかのどちらかだそうです。このため多くの患者が、こうした一般的な薬の副作用としてうつ病のリスクがあることに気付いていない恐れがあるということです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3178310?cx_part=search&cx_position=15
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