健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

炭素排出量急増とエルニーニョ

2017-10-22 08:30:41 | 研究
ここ数年の炭素排出量は、化石燃料の燃焼などといった排出の原因となる人間の活動が増えた証拠がないにもかかわらず急増しているそうですが、人工衛星が収集したデータが新たに発表され、この原因が太平洋の赤道付近で海水温が上昇するエルニーニョ現象であることが示されたそうです(AFPBB NEWS)。エルニーニョ現象が起きると熱帯地方は乾燥し、植物に負荷がかかって大気中の二酸化炭素の吸収という重要な役割を果たす光合成を行うことが困難になるそうです。これから数十年間で気候変動によってこうした温暖化はいっそう進み、地球の至る所で深刻な干ばつや熱波がより多く起きるようになると警鐘を鳴らしているとも。これは、Scienceに発表した研究によるもので、2015~16年のエルニーニョは記録された中で最も強い水準のもので、1年間で大気中に放出された二酸化炭素の濃度は約2000年間で最も大きな増加を示したそうです。2015~16年の2年間で、アフリカ、南米、アジアの熱帯地域で大気中に放出された炭素は、2011年よりも25億トン多かったそうです。この2年間の大気中の二酸化炭素の増加量は、近年の平均よりも50%多いとも。

http://www.afpbb.com/articles/-/3146709?cx_position=4
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする