現在最も有効な抗マラリア薬とされるアルテミシニン(Artemisinin)に一部耐性を持つマラリア原虫がアフリカで初めて発見されたとの調査結果がNew England Journal of Medicineに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。アフリカの子どもを中心に毎年数億人が感染しているマラリアへの対策に懸念が生じているそうです。マラリアは蚊が媒介する感染症で、東南アジアでは既に同様の薬剤耐性があるマラリア原虫が発見されています。2015年の世界のマラリア患者は2億人以上、死者は約43万8000人に。その多くはアフリカの子どもたちだそうです。現時点ではアルテミシニンをベースとした併用療法(ACT)が唯一有効で広く採用されている抗マラリア薬治療で、アルテミシニンへの耐性がアフリカで拡大すれば、マラリアとの闘いに大きな打撃となると懸念されているとのこと。
http://www.afpbb.com/articles/-/3118902
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