健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

ノーベル平和賞の波紋

2010-10-10 06:42:54 | 日記
今年のノーベル平和賞は国の民主活動家・劉暁波氏に決まりました。劉暁波氏が平和賞の候補者になっているということは報道されていました。その報道というのも、中国がノルウェーに劉暁波氏に平和賞を与えないように外交的な圧力をかけているというものでした。しかし、ノルウェーの選考委員会は、こうした圧力をものともせず劉暁波氏を平和賞に選びました。ひょっとしたら、中国の圧力が決定に何らかの影響を与えたのかもしれません。この平和賞の決定に関しての中国の対応にびっくり。ノーベル平和賞の受賞者を発表する衛星放送を中断させるなどの報道統制を行っているというものです。こうした報道規制は全世界に発信されてしまうでしょうし、中国政府に対する世界の国々のイメージに対してマイナスになるのは間違いないです。このリスクを覚悟の上での報道規制だったのか、それとも突発的だったのかは分かりませんが、中国にとっては・・・・・。確かに、中国政府にとっては劉暁波氏は政治犯であり、現在服役中であるので、犯罪者がノーベル平和賞を受賞することはあってはならないということでしょう。何らかの形で抗議するようなコメントを出すのは理解できなくもありません。でも、衛星放送を突然中断させるというのは・・・・・。さらに、ノルウェーに対して対抗処置を考えているということです。もし、対抗処置をするようであれば、中国が世界から孤立することも十分に考えられるのではないでしょうか。なぜなら、ノーベル賞を選考しているのはノルウェー政府ではなく、私的な財団ですよね。私的な財団が行ったことを、政治問題にしてしまうのは・・・・・。この問題の解決はどうなりますでしょうか。
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