健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

受動喫煙による死者は毎年6800人も!

2010-09-29 08:01:11 | 研究
他人のたばこの煙を吸い込む「受動喫煙」の影響で病死する人は、肺がんと心筋梗塞などの虚血性心疾患だけでも毎年6800人に上るとの推計を、国立がん研究センターが発表したそうです(YOMIURI ONLINE)。記事によりますと、このうち3600人は職場での受動喫煙が原因で、研究者らは「職場や公共の場所での全面禁煙を法制化すべきだ」としています。国内の非喫煙者のうち、職場で女性の18%と男性の29%、家庭で女性の31%と男性の6%が受動喫煙しているそうです。こうしたデータから、受動喫煙が原因の死者は、肺がんが女性1500人と男性650人、虚血性心疾患が女性3100人と男性1600人と推計されています。最近、公共の場所での喫煙の制限が拡大される傾向にあります。建物の中で、あるいは敷地内で喫煙できないと、建物の外や敷地外で喫煙することになります。すると、外部から喫煙者が丸見え状態となり、あまりよいとはいえない状態になっています。今後、喫煙所のような室内の限定されたスペースでしか喫煙できないようになるのかもしれません。東京の江戸川区では1年半の猶予期間の後に、公共施設では全面禁煙とすることとなったようです。喫煙者には厳しい世の中になってきました。
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