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つれづれ写真ノート

   カメラと写真 そして世の中の色々なこと---

キャノンVSニコン五輪決戦 PartⅢ

2012年08月09日 | カメラ

双方が「勝利宣言」

8/9付け朝日新聞朝刊(経済面)によると、『ロンドン五輪を舞台にしたキヤノンとニコンの一眼レフカメラのシェア争いで8日、双方が「勝利」を宣言した。』そうです。(デジタル版はこちら

同記事の、そのさわりを引用させてもらうと、

『ニコンの伊藤純一副社長は8日、決算発表の会見で「ロンドンでは6対4でニコンが逆転した。会場によっては7対3だった」と話した。8競技の会場の計64か所のカメラ席を数えた結果といい、「相当正確なデータだ」と胸を張る。…(中略)… 一方のキヤノンは同日、広報が「我々が優勢だ」とコメントし、ニコンが公表した内容に真っ向から反発した。こちらは各競技場のカメラ席をいろいろな角度から撮影し、写真を引き伸ばして数えたという。「(シェアの)具体的な数字はお答えできない」としている。』

ということです。

北京五輪ではキヤノン6対ニコン4だったと言われていますが、ニコンの言う通りなら、形勢逆転ということになりますね。新製品一眼レフ「D4」の性能やレンズが評価されたということでしょう。

朝日のデジタル版に掲載されている写真を見る限り(カメラ席のどの部分を切り取るかによりますが)、競泳会場では、ニコンと思われる黒レンズがキヤノンの白レンズの倍ぐらいあるようです。もう一枚の陸上競技会場の写真は細かすぎてよくわかりませんが、やはり黒レンズの方が多い感じ。

これに対して、自信満々のキヤノンは依然「優勢」と譲らず。さて実際はどうなのでしょう。朝日の記事から受ける印象では、具体的な数字の言及を避けたキヤノンのほうが、分が悪そうに見えますが…

 


キヤノンVSニコン五輪決戦 PartⅡ

2012年08月07日 | カメラ

8月7日付け 読売新聞朝刊に「一眼レフの祭典…キヤノン、ニコン 五輪使用率競う」という記事が出ています。(オンライン版記事はこちら)

記事によると、


『ロンドン五輪の舞台裏で、キヤノンとニコンがデジタル一眼レフカメラの世界一の座を巡り、熱戦を繰り広げている。』

として、キヤノン「EOS-1D X」とニコン「D4」に注目。

『五輪で使われる割合がそのまま、最高級機のシェア(市場占有率)を示すとされ、カメラマン席に並ぶ大型望遠レンズの色が指標となる。キヤノンは白、ニコンは黒で、どちらの色が多いか、五輪ごとに注目が集まる。今回は「キヤノンがやや優勢との見方もあるが、ほぼ拮抗(きっこう)している」(業界関係者)という。両社とも約80人が現地に滞在し、報道陣が集まる「プレスセンター」で修理や機材貸し出しの対応に当たる。カメラマンの意見を聞く貴重な情報収集の場で、「パソコンを使わず、カメラから撮影データを直接送信する機能は、締め切り前で一刻を争うカメラマンの要望を参考に開発した」(ニコン)という。』

と書いています。

さきに朝日が取り上げたのはオリンピック開幕前なので、開幕後どういう状況なのか、興味を持って読んだのですが『キヤノンがやや優勢との見方もあるが、ほぼ拮抗(きっこう)している』では、いかにもぼかした表現。実際はどうなのか、はっきりした数字が知りたいところです。

選挙の世論調査で、ある候補が「やや優勢」と新聞などで報じられるときは、表現以上に裏データで明らかな差がついていることがほとんど。

このため、「キヤノンがやや優勢」という表現を入れるからには、実際にそうである可能性が高いともいえますが、この場合は要するに報道席の「白レンズと黒レンズ」をながめているだけで、世論調査ほどはっきりした裏付けがあるとも思えません。

 

それは別として、両社とも80人もの人間を現地に投入するとは、並々ならぬ体制を組んでいますね。

本当にごくろうさまです。


RX100動画

2012年08月05日 | カメラ

ソニーRX100で撮った面白い動画を見つけました。

 sonyalpharumorsに掲載されていたもの。RX100でこんな作品ができるとは、驚きでした。

 

 映画製作者でブロガーのPhilip Bloom 氏の作品。ポップコーンマシーンの釜の下にRX100を入れ、はじけるポップコーンを撮っています。

同氏のブログに撮り方や撮影データが紹介されているので(よくわからない器具などもありますが)、動画製作に興味のある方はご覧ください。

フルマニュアル操作。絵作りのセンスやサウンド効果は、さすがプロの作品。技術があってこそだとは思いますが、それにしてもRX100の秘められた性能には感心します。

海外では、ほかにもRX100で作られた動画作品が色々。

 

もっと、とことん使い方をマスターしなければ、せっかく買ったのにもったいないな、という気がしています。

ソニー RX100

 


写真雑誌「IMA」創刊

2012年08月04日 | 日記

写真をじっくり読む雑誌『IMA(イマ)』が8月29日、創刊されるそうです。

発行は広告写真制作会社の株式会社アマナホールディングス(本社・東京)。

msn産経ニュースに掲載されている記事によると『日本はカメラ大国と言われています。デジタルカメラの普及率は全人口の70%を越え、写真撮影の愛好者は3千万人にのぼります。ところが、写真を観たり、批評したり、語り合うような楽しみ方をする機会は、ごくわずかです。このような環境において、「IMA」は、写真の歴史や世界中の最新情報を紹介するとともに、Webサイトやイベントを複合的に活用しながら、多くの人が写真を観て、写真について語り合う場を提供してまいります。』としています。

創刊号の内容は、

 巨匠の肖像vol.1
  アンセル・アダムス「アメリカ写真最大の貢献者」

 第一特集 「家族」

 第二特集 特別企画「ライアン・マッギンレーのすべて」

など。

 季刊年4冊発行。書店のほか、美術館やギャラリー、カフェなどで販売。価格は1,500円、定期購読は5,250円(税込)。

 

第一特集には私の敬愛するアンリ・カルティエ=ブレッソンの作品も掲載されるそうで、興味がありますね。

ただ、写真雑誌というのはとかく経営的に難しいもので、一抹の不安も… (創刊前からこんなことを言うのは失礼。ごめんなさい)

 

まあこれだけカメラ好きの多い日本ですから、うまくいくかもしれません。

おじさんだけでなく、女性にもカメラ愛好者がひろがっていますしね。

 

この冬には「女子カメラ」という映画が公開されるという話も。(公式HP)

「AKB48研究生の光宗薫ら大学の写真サークルメンバー4人が、過去や未来、家族や仲間との思い出など、さまざまな感情を写真とともに思い描くハートフルムービー」

だそうです。

 日本ヒューレット・パッカード(日本HP)が特別協力、オリンパスも協力。映画にはHPのパソコンやオリンパスのPENシリーズ(E-P3のようです)が出てきます。

 


キヤノンが中判デジタル一眼レフ?

2012年08月04日 | カメラ

CanonWatchに、9月に発表されるのではないかといわれているキヤノンの中判デジタル一眼レフのうわさが出ていました。

大体の内容は以下の通り(誤訳があればお許しください)。

『9月のフォトキナで発表されると言われている、キヤノンの中判デジタル一眼レフカメラについて、いくつかの情報を受け取った。情報元によると、このカメラはEFマウントだが、EOSという名前では呼ばれないかもしれない。その上、この中判デジタル一眼レフは、焦点距離の問題から、おそらくすべてのEFレンズが使える訳ではない。言い換えると、より新しいEFレンズはサポートされるが、現在フルサイズセンサーに対応している(比較的古い)一般的なレンズについては、中判用の新型が用意されるだろう(たぶん2013年春)。これまでEFマウントは、すべてのEFレンズが使えたので、あるEFレンズが使えないということは、(推測だが)電子センサーに関係する理由だとしか理解できない。中判デジタル一眼レフがEF-Sレンズと連動するかどうかは分かっていない。』

実際にそういう計画があり、うわさがある程度確かだとすると、これまでのキヤノンのカメラとはちょっと違った特別な機種になりそうです。

 

過去のカメラ雑誌の対談で、キヤノンの開発者が、フルサイズ機の画素数アップの話が出た時「画素数を追い求める層は、(フルサイズ機でなく)中判にいくのではないでしょうか」というようなことを言っているのを読んだことがあります。

最新のフルサイズ機でも画素数を上げようとしないキヤノン。もしかすると高画素は中判カメラで提供しようと考えているのかも…

 

中判カメラはフイルム、デジタルとも、35ミリ判とは段違いの解像感、ダイナミックレンジがあるようです(使ったことがないので、見た目では分かるものの、使用感を説明できません)。

プロや精細な風景写真などにこだわりを持つハイアマチュアに使われています。以前はフイルムカメラが主流でしたが、最近はフイルムカメラ+デジタルバックのほか、ペンタックス645DやライカS2のような中判デジタル一眼もあります。

いずれも高価で、とても手が届きませんが(ペンタックス645Dで65万円~、デジタルバックは200万~500万円)、キヤノンがどんなカメラを出すのかと考えると、多少の興味はあります。

 

海外のシネマの世界で、それまで映画を作るには多額の費用が必要だったところへ、5D MarkⅡが現れて革命を起したように、安くて手軽に使える、4000万画素以上の画期的な中判カメラを出すとしたら、(中判業界に殴りこみ! はオーバーとしても)ちょっとした波紋を投げかけるのでは… と思っています。

*中判デジタルカメラについては次のサイトが参考になります。

「デジタル一眼ユーザーのための中判カメラ徹底ガイド」

 


なでしこ、進撃

2012年08月04日 | 日記

未明にロンドン五輪のサッカー女子、なでしこが2-0でブラジルを破り4強。

強豪ブラジルがボールを支配するなか、前半はとくに押され気味でしたが、やりましたね。GK福元がよく守ったと思います。

大儀見、大野のシュート。少ないチャンスでも決定力があります。

昔見ていたサッカーとは大違い。昔は男子のゲームでも、とかくゴール前で「一呼吸置く」ような攻め方が目立ちましたが、いまのなでしこは息もつかせない攻め方。見ていても楽しいです。

                        ◇

 

昨日は、大阪・千日前「なんばグランド花月」の「よしもと47ご当地市場」へ。

当日だけのビール券が当たるジャンケンゲームなどをやっていました。

「地ビール&地サイダーまつり」のイベント。ビール券をめざして「最初はグー」。

いい年をして恥ずかしいので参加はしませんでした。

 

「よしもと47ご当地市場」で買ったのは、兵庫・朝来の名産ネギを使った「焼きねぎなめ茸」と、富山の「しろえび紀行(せんべい)」。「焼きねぎなめ茸」は、ネギの好きな人なら気に入るのでは。

これをあてにビールを飲みながらオリンピックを楽しむことにしました。

暑い日はビールを飲みながらテレビ観戦に限ります。至福のひととき…

 

右にあるのは、ガラガラ抽選会でもらった「よしもとグッズ」。

なでしこの試合終了まで付き合ったので、いささか寝不足気味に。

 

*写真はいずれもソニーRX100で撮影。

 

 


PLの花火

2012年08月02日 | イベント

8月1日は大阪・PLの花火の日。正しくはPL教団の宗教行事で「教祖祭PL花火芸術」というそうですが、一般には「PLの花火」で通っています。

打ち上げられる花火は約2万5000発。国内有数の規模です。

富田林市のPL教団周辺はこの日、大変な人出でごった返します(今年は8万3300人=主催者発表)。電車が満員になり、帰るのにも難儀するので、遠くの場所から眺めるだけ、という人が多いようです。

 

かなり離れた場所ですが、去年末に開通したばかりの見晴らしのいい道路を見つけておいたので、そこから撮影を試みました。ひそかに穴場だとおもっていたのですが、行ってみると歩道にずらりと人が…

みんな考えることは同じなんですね。

 

午後7時55分から、まぶしい滝のような「スターマイン」で幕開け。が、考えていた方角と少しずれていて、でっかいマンションが邪魔になります。電線もあります。ヤレヤレ…

新しい撮影ポイントと思っても、実際のイベントが始まってみると、こうした計算違いがあるもの。

おまけに風下のため、煙が花火をさえぎってあまりよく見えませんでした。結局大した写真にはならず。

かろうじて救えそうなカットを載せてみました。

始めの時間帯の花火。左のはヒマワリに見えます。

大玉の花火。

 

色がきれいです。

 

電線さえ無ければねェ… 私の技術では修正不可。(修正の良し悪しは別にして、最新バージョンのPhotoshop cs6 なら消せるかも)

これも電線が…

思い切って、電線をよけてトリミングしてみました。

花火としては部分的な写真になりますが、これはこれで面白いかもしれません。

 

手前の煙が少し邪魔…

 

午後8時45分ごろ、目もくらむような連発花火で、ごう音とともに閉幕となりました。

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撮影カメラ・レンズ

  Canon  EOS KissX4  

      TAMRON  AF 28-300mm 3.5-6.3 XR Di VC LD Aspherical[IF]Macro

撮影データ

  マニュアル露出 (絞りF8   バルブ撮影 1~7秒)

  マニュアルフォーカス  無限大

  ISO感度  200

   画質  RAW

  ホワイトバランス  太陽光

  ピクチャースタイル  スタンダード

  長秒時露光のノイズ低減   なし

    画像処理  Digital Photo Professionalでコントラスト、色温度を微調整

 


びわこ箱館山ゆり園 PartⅡ

2012年08月01日 | 

びわこ箱館山ゆり園は、平地と違ってが標高が高く今がユリの盛り。

ともかく広いです。ど~んと広がるユリの花畑。いたるところにユリの甘い香りが満ちています。

この日は午後から曇という予報で、午前中が勝負。朝の光は、格別の色合い、生気があります。あまり場所を選ばず撮り始めました。

 

ピンクがきれいなユリ。20分ぐらい粘って撮ったものの、どこかツンとして出来栄えはそれほどのものでもなく…  女性でもアタックしてもだめな人がいるのと同じ?

 

おっいいね。木陰に咲いていたこのユリの色の妖艶さ、華麗さ。

本日のベストショットと思っているのですがどうでしょうか。

 

木陰のユリがきれいです。どの花もみな絵になります。森の中にはユリの香りが充満していました。

 

しばらく、さまざまなユリの姿をお楽しみください。

 

 

 

 

 

 

以上はすべてEOS Kiss X4で撮影しています。TAMRON  AF 28-300mm 3.5-6.3 XR Di VC LD Aspherical[IF]Macro 

 

さて、ソニーRX100でも並行して試し撮りしたショットが以下の通り。

ソニーRX100  絞り優先AE (F11 1/200秒)  ISO125

 

きれいですね。でも下のKissX4だとこうなります。

キヤノン EOS Kiss X4     TAMRON  AF 28-300mm 3.5-6.3 XR Di VC LD Aspherical[IF]Macro   絞り優先AE (F5.0 1/1250秒) ISO 100

 

絞り値が違うとはいえ(この辺がいいかげんですみません)、質感からして、どちらが花の撮影に向くか、明らかです。

 

KIss X4は古い入門機で、つけたレンズもそれほどいいものではありません(通称便利レンズ)。が、いくらRX100が優秀だと言っても、センサーが小さいために、APS-CサイズのKIss X4と比べると、光の情報量が違うので、自然の階調、深みを出さなければならないような被写体を相手にすると、しょせんコンパクト機の限界がでてくるようです。「色が浅い」という感じがします。もちろんレンズのボケ具合も違います。

でも、一眼レフとコンパクト機を比べるなんて、おかしいですよね。

RX100はコンパクト機としては素晴らしい画質です。ただ花撮影には向かないかなと思っただけ… 言ってみれば街の“粋な”スナップ向きのカメラ。これからもずっと一緒に街歩きしますよ。