つれづれ写真ノート

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イングリッシュローズのこと

2012年04月01日 | 

イングリッシュローズの魅力

高島屋大阪店のイベント「ザ ローズ オブ セレブレーション(3/29~4/2)」に行ったときにもらった、デビッド・オースチンの「バラのハンドブック 日本語版 第4版」。

デビッド・オースチン・ロージズ(株)のバラの品種カタログであると同時に、イングリッシュローズの手軽な図鑑にもなっています。

ページをめくって色々な品種の写真をながめていると、バラ園にでも行ったようでとても楽しい。

イングリッシュローズは、デビッド・オースチン氏がオールドローズとモダンローズを交雑して作り出した比較的新しい品種ですが、モダンローズに多い剣弁高芯咲きではなくて、花弁がふわふわと寄り添ったカップ咲きなどが中心。花の姿が優しい。香りもいい品種が多いです。

 

モダンローズといえば、たとえば「クリスチャン・ディオール」。よく見る典型的なバラの姿です(クリックで拡大)。

「クリスチャン・ディオール」(2007年、大阪・長居植物園)

派手な色でシャープ。きりっとした服やフォーマルな場面に似会いますね。

 

これに対して、オールドローズは、この「ロズレ ド ライ」のような感じ(クリックで拡大)。

「ロズレ ド ライ」(2005年、花フェスタ記念公園)

花の形がかなり違います。こういう味わい深い色の品種も多い。そして強い香り。魅惑的ですが、野生そのままでとげも鋭く、強い生育力で伸び放題。狭い庭に植えると手に負えなくなります。

 

一方、両者の性質を取り合わせたイングリッシュローズ。たとえば代表的な「アブラハム・ダービー」はこのような花姿(クリックで拡大)。

「アブラハム・ダービー」(2005年、花フェスタ記念公園)

フワフワした花弁、黄色にピンクが混ざった色。やさしい感じで、しかも豪華です。リッチなフルーツ系の香り。

 

イングリッシュローズの花姿は一見、オールドローズのようです。でもオールドローズの形と香りは受け継ぎつつ、モダンローズの四季咲き性を取り入れて改良されています。

 

これまでに撮ったイングリッシュローズの写真をご紹介します。

 

「キャスリン・モーレ―」

「コ―デリア」

「ゴールデン・セレブレーション」

「ザ・ハーバリスト」

「シャリファ・アスマ」

「マリネット」

「メアリー・ローズ」

「リリアン・オースチン」

本格バラ園 近くオープン 

この、デビッド・オースチンのイングリッシュローズガーデンが大阪・泉南市の「花咲きファーム」に来年(2013年)春、グランドオープンする予定です。日本では数少ないイングリッシュローズのバラ園。いまから楽しみです。

広さは約1.5ヘクタール。イギリス本社にあるガーデンを除いて、世界で初めてのデビッド・オースチン社の自社園となるとのこと。

  • (今のところ、日本でイングリッシュローズがまとまって植えられている所としては、岐阜県可児市にある「花フェスタ記念公園」がよく知られています)

泉南市のガーデンは去年、植え付けを始めたばかりで、まだまだ施設は整備されていませんが、5月1日からプレオープンされるとのことです。今年の春には、そろそろ咲くバラもありそう。

バラ苗が買えるプランツセンターやティールームは、今年の夏ごろのオープンになる予定と、上記「バラのハンドブック 日本語版 第4版」に書かれていました。

 

 参考サイト : デビッド・オースチン社 オフィシャル・ウェブサイト

 



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