ぶらっと 水戸

水戸の見て歩き

水戸の不動(8)

2022-07-26 20:41:45 | 水戸

上国井町
 左隣に湧水があって、崖から流れ出ていました。たぶん滝不動なのでしょう。近隣の4軒で、隣にある稲荷と一緒に祀っていて、6月にはお田植え祭を行っているそうです。

 

愛宕神社参道(成沢町 36°25'36.7"N 140°23'26.4"Eあたり)
 たいへん分かりにくい場所にある、愛宕神社へ向かう参道脇にありました。石碑には、カーンという不動をあらわす梵字が上部に、左に「享和元辛酉歳」(1801年)、左に建立者名があるようでした。

 

慈眼寺(有賀町1071)
 本堂右脇にある、十二支の年に対応する8体の守護仏の中にありました。不動は、酉(とり)年の守護仏だそうです。背後の炎は、迦楼羅(かるら)炎というそうで、仏教の守護神・迦楼羅天が吐く炎だそうです。迦楼羅天は、ガルダ(ガルーダ)というインド神話の神鳥が前身だそうで、酉年を守護するというのは、これからきたという説もあるそうです。

 

能面展(偕楽園公園センター 見川1-1251)
 不動が登場する、是界(ぜかい)とか調伏曽我(ちょうぶくそが)などの能があるそうです。能面展には、不動の他にも、釈迦、鬼、雷、狐なども展示されていました。

 

浴徳泉碑前(36°21'14.4"N 140°27'42.2"Eあたり)
 すぐになくなってしまいましたが、浴徳泉碑の前に、笠原山不動尊と版木で印刷されたらしいお札が置かれていました。笠原不動に立てられていた、「取壊通知」と何か関係があったのでしょうか。対岸にある不動院墓地では、それぞれが別々に天台宗の坊さんに法事は頼んでいて、笠原不動と関係はないと墓石所有者が言っていました。それぞれの関係は複雑なようです。

水戸の不動(7)

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水戸の七面堂

2022-07-25 20:10:28 | 水戸

 七面大明神は、身延山地で一番高い(1989m)七面山にある敬慎院に祀られる鎮守神の龍女で、身延山久遠寺の守護神だそうです。吉祥天とも弁財天ともいわれ、母は鬼子母神、兄は毘沙門天などともいわれているそうです。日蓮は、七面山龍女の成仏は、女人の成仏であるということを説いたそうで、七面山大明神は、女性の信仰を集めたようです。

 

七面山(偕楽園のある高台 常盤町1-3-3)
 2代徳川光圀の妹・菊姫は夫の松平康兼の死後、芳園尼と号して、今の好文亭あたりに別荘を営み、79歳で死去したそうです。日蓮宗の信者だったので、3代綱條(つなえだ)は、その跡に、見川の稲荷神社にあった七面堂を移し、妙雲寺を別当にしたそうです。この七面堂は、9代斉昭による偕楽園建設のときに、妙雲寺境内へ移されたそうです。常磐神社の石段あたりで焼かれた七面焼きという名称も、その七面堂の名前を伝えているようです。写真は、南崖下に広がる偕楽園公園から見た、七面山と言われた高台の好文亭などがある偕楽園です。

 

妙雲寺七面大明神(見川1-103)
  妙雲寺が、七面堂の別当だった関係で、綱條の建てた七面堂は、斉昭によって妙雲寺境内に移されたそうです。堂内の社の中に、木造女人像が納められているようでした。

 

妙徳寺七面堂(加倉井町909)
 日蓮の弟子・日高が、加倉井へ来て日蓮宗を布教したそうですが、それをしたって、山梨県梅平の城主・波木井実長の3男・弥三郎が加倉井に来て、母・妙徳尼と共に住んだそうです。そして母の死後、その霊を弔うために妙徳寺を建てたそうです。たぶん七面堂も、妙徳尼に関係したものなのでしょう。

 

本行寺七面大明神(上水戸4-8-1)
 光圀の時、本行寺は、母の久子(久昌院)の生家である谷家の菩提寺になり、保護を受けたそうですが、光圀は常陸太田に久子を弔うために久昌寺を建てたそうです。この七面堂も久子と関係があるのでしょうか。七面堂には、鬼子母神や北辰妙見大菩薩なども祀られているそうです。賽銭箱や正面ガラス戸には、七面大明神の七曜の紋と、鬼子母神のザクロの紋があります。

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水戸のホーリーホック応援

2022-07-24 17:50:12 | 水戸

 サッカーはホームタウン(本拠地)を持って、その地域と強いつながりをエネルギーにしてのびていくことを目指しているようです。ぶらっと歩きで見た、応援のいろいろです。

 

いばらく乳業(笠原町1414)
 水戸ホーリーホック牛乳という名前のようです。容量は200mlで、マスコットキャラクターのホーリー君が描かれています。

 

川又書店県庁店(笠原町978-25)
 オフィシャルグッズも販売しているようです。開発公社ビルにある店舗です。

 

カンプロ(吉沢町567)
 関東プロパンからカンプロになったようです。ロボッツの応援もしているようです。両方を応援している企業がよくあるようです。

 

水戸中央郵便局(三の丸1-4-29)
 ときどき変わるポストのデザインですが、ホーリーホック応援のものもありました。


JX金属(水戸駅北口)
 水戸駅北口のビル屋上看板にありました。広告効果もあるようです。日立市に事業所があるようですが、日立鉱山が原点だった企業のようです。

 

自販機(大塚町)
 売上金の一部が「強化資金」にあてられる自販機だそうです。最近はあまり見かけないようです。

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水戸の羽黒神社

2022-07-23 20:41:31 | 水戸

 たぶん出羽三山の羽黒山の信仰から建立された神社なのでしょう。山伏や、修験道が関係しているのでしょう。

 

熊野大権現(谷田町450)
 倉稲魂命(うかのみたまのみこと)を祀る羽黒神社だそうです。合祀していない独立した境内社でした。

 

鹿島神社(渋井町420)
 神社の右手横に並んだ境内社群の中にありました。神仏習合だったのででしょう、羽黒明神となっています。

 

鹿島香取神社(青柳町434)
 鹿島香取神社の摂社となっていました。祭神は、倉稲魂命だそうです。欄間の彫刻に波乗り兎が彫刻されていました。

 

羽黒山不動尊(下大野町2040-1)
 どこからか不動尊をかついできて寺子屋を開き、年老いて断食して往生したという伝説がある、清鏡院という山伏のお堂だそうです。

 

愛宕神社(愛宕町10-5)
 愛宕神社の境内社で、三島神社、八幡神社と合祀された大羽黒神社です。祭神は国常立命(くにとこたちのみこと)だそうです。

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水戸の天井(5)

2022-07-22 20:44:16 | 水戸

大手門2F(三の丸2-9)
 質実剛健といった感じの、梁(はり)などを出したままの天井です。白木のういういしさもよいですが、今後の年を重ねてできてくる姿も見ごたえがあることでしょう。

 

弘道館(三の丸1-6-29)
 苦しい藩財政の中で、多くが幕府の資金で行われたらしい、徳川斉昭の天保の改革ですから、できる部分は倹約されたのではないでしょうか。ごく普通の作り方になっている弘道館の天井部分も、たぶんその対象だったのでは。でも、長い畳廊下の上に連なる天井はきれいです。

 

茨城県近代美術館1Fホール(千波町666-1)
 天井には四角い日光のあかり取り窓がたくさんつくられ、その周囲には蛍光灯がつけられていました。

 

堀原運動公園武道館(新原2-11-1)
 壁に近い部分は、写真のようになっていました。たぶん、あまり反響しないように、音を吸収するための形なのだろうと思いました。

 

水戸駅自由通路(宮町1)
 いかにも駅らしいパイプを組んだ高い天井でした。ふだん見ていなかったなあと思いました。網は、ゴミの落下防止か、鳩対策なのでしょうか。

水戸の天井(4)

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