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水戸の見て歩き

水戸の二宮金次郎像(3)

2022-07-14 20:13:30 | 水戸

 二宮尊徳(金次郎(本人の署名は金治郎が多いそうですが、一般には金次郎と書かれることが多いそうです))の女婿で門人だった富田高慶(こうけい・たかよし)の「報徳記」を基にして、幸田露伴が書いた、明治24年出版の「二宮尊徳翁」という本があるそうです。その口絵が、今の薪を背負いながら読書をするという姿を初めて絵にしたものだそうです。

 

緑岡小学校(見川町2563)
 個人が寄贈した像のようです。石造の場合、二本足だと倒れやすいのか、補強の石を削らないで足元に残す場合が多いようで、この像はその一つのようです。

 

内原中学校(内原町1463-29)
 昭和46年に80歳の記念にと個人が寄贈した像のようです。子供っぽい姿で、外の像はモンペ(袴?)のようなものをはいていますが、この像は短い着物の着流しになっています。台座が古いように見えますので、以前別の像が建っていたのかもしれません。

 

青柳町
 仏さまのような柔和な顔立ちをした像です。台座の正面には「道徳」、両側面には「勤労 勤勉 礼儀」と文部省唱歌二宮金次郎歌詞がありました。この像にも補強の削り残しが足元にあります。

 

トム英才教室(泉町2-3-5)
 金属製の像で、開かれた本には、大きく「一家仁 一国興仁 一家譲 一国興譲 一人貪戻(たんれい) 一国作乱 其機如此」とありました。「家に仁が行われれば、国にも仁が行き渡り、家に譲ることが行われれば、国も同様になる、為政者が貪欲になれば国は乱れる このような仕組みなのだ」といった感じでしょうか。これは、中国儒教の代表文献「四書」の一つである、大学という経書にある文だそうです。

水戸の二宮金次郎像(2)

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