ぶらっと 水戸

水戸の見て歩き

水戸の伝統模様(4)

2022-06-28 18:35:11 | 水戸

千鳥文碗(二の丸展示館 三の丸2-6-8)
 波と千鳥は、組み合わせの代表的なもののひとつのようです。雌雄で子育てするそうなので、家内安全を願ったり、「千取り」という語路合わせなどから好まれたようです。写真は、水戸城二の丸から出土した蓋付き碗だそうです。

 

菊水(安国寺 大足町 1184-1)
 中国で、崖の上にある菊の露が川にしたたりおち、それを飲むと長寿になったという伝説から来た模様のようです。楠木正成の家紋でもあったそうです。

 

組亀甲(くみきっこう 鯉淵町)
 長寿や吉祥の象徴である亀の甲羅は、恰好の模様素材だったようです。それだけに亀甲には色々な種類があるようですが、この組亀甲もその一つのようです。組亀甲は、組み込んで網目を六角形にした模様だそうです。水戸では、数軒の蔵などでこの模様を見ました。

 

源氏香(げんじこう 杉崎町)
 名前は香道の源氏香からきたそうです。聞香(もんこう)の時に使われた、縦5本の線と横線を組み合わせて、52種類の源氏物語にある名前を付けた模様群のことをいうようです。写真の右は、その52種類の内、紅梅のようで、左は真木柱(まきばしら)のようです。

 

四つ割り菱(水戸市立博物館 大町3-3-20)
  菱形を4つ並べた模様だそうです。家紋では武田(信玄)家が有名です。写真はひな飾りの、親王台(雛人形が座る台)にある四つ割り菱の模様です。水戸市立博物館で開催された、「水戸城下の雛まつり」展に展示された、明治時代の雛人形の親王台です。

水戸の伝統模様(3)


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