ぶらっと歩きで見かけた槍に関するいろいろです。
東照宮行列(水戸第一高校 三の丸3-10-1)
東照宮の創建400年を記念して、令和3年におこなわれた祭礼行列の中に、槍持ちがいました。その後には、弓持ちと鉄砲持ちが続いていました。写真は、行列出発地の水戸第一高校で見た風景です。(撮影R3/11/14)
宝蔵院流十文字槍術(そうじゅつ)家墓(常盤共有墓地 松本町13-34)
16世紀の奈良が発祥の十文字槍術は、「突けば槍、なげば長刀(なぎなた)、ひけば鎌、とにもかくにも外れあらまし」といわれ、江戸時代栄えた流派だそうです。水戸にも伝えられて、写真の松井作左衛門は、文政7年(1824)に印可を受けた、免許皆伝の正統な後継者だったようです。(撮影R3/4/17)
五月飾り(水戸市立博物館 大町3-3-20)
水戸市立博物館で開催された、人形百花譜の五月飾りに、十文字槍がありました。この槍が江戸時代にはやっていたというあかしなのでしょうか。(撮影R7/2/21)
青山鉄槍撰・書碑文(芳賀神社 栗崎町1677)
水戸藩の儒者・青山延于(のぶゆき)の4男で、長兄は幕末の最終段階の大日本史に携わった延光(のぶみつ)で、延寿(のぶとし)もそれに加わり、彰考館権総代役を務めたそうです。槍術にすぐれ、藩主徳川斉昭から鉄の槍を拝領したこともあり、それにより鉄槍(鉄槍斎とも)を号にしたそうです。「幕末の水戸藩」の著者・山川菊栄の祖父だそうです。写真は、芳賀神社にある日清戦争の戦捷紀念之碑です。(撮影R4/8/19)
スズメノヤリ(森林公園 木葉下町588-1)
かわいい槍で、突かれても何ともなさそうです。スズメノテッポウ、スズメウリなど、名前の上につくスズメは、小さいことを意味しているようです。イグサ科。身近で見ることのできる雑草です。(撮影R3/4/3)
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