８月６日

今日８月６日は広島原爆の日、そして８月９日は長崎原爆の日です。夏唄日記も見たことだし改めてど
のようなものだったのか再確認しました。アメリカなど連合国にとっては戦争を早期に終結させるためや
むを得なかった行動という認識が強いですが日本は一度に数万人以上の命が奪われた惨事として認識
されています。

「２つに分かれている線路がありその先には１人と５人います。列車は必ずどちらかを通ることになって
おりどちらかは助からないことになります。この時どのような決断を下すべきか論じなさい。」という難しい
問題がありますがアメリカ軍はこれと似た状況で原爆投下を選んだと思われます。「少ない犠牲者でより
多くの犠牲者を出すことを止めた」という考えは以前某国会議員が発言し、落選の一因になったと言われ
ています。アメリカ側からすれば更に「真珠湾攻撃を仕掛けたのは日本だろ」という反論が出るのは必至
でしょうし、原爆被害の悲惨さを訴え今後核軍縮が進行するとしても永遠に解決しないテーマになるはず
です。

ただ先の列車の問題と違うのは軍部が冷静な判断を下すことが出来れば原子爆弾が落とされることはな
かったということです。太平洋戦争が周辺各国の圧力を跳ね返すための戦争であるため決断を誤ったとい
う見方もできますがこれからもあり得るであろう動乱に際し落ち着いて決断を下すことが出来るのか、平和
の実現には不可欠な才覚であることは間違いありません。