６月３日

元農林水産事務次官の父が息子を刺殺するという事件の全容が供述によって
少しずつ明らかになっています。たとえ親子であっても人の命を奪うことは
許されないものですが、そこから今後に生かせるものも見つける必要があり
ます。
よく言われているのが「アニメが、ゲームが悪い」、「就職氷河期のつけが
出ている」という意見です。それらをすべて否定するわけではありませんが、
業界にすればいい迷惑でしょうし、就職氷河期から20年以上どうにか生きて
いる人もいます。
遅ればせながら就職氷河期で苦しんだ人への対策が立てられ始めています。
そこで一歩間違えれば家庭崩壊にならないよう、そこに至るまでの過程や
原因を突き止め、従来案から抜け出した対策を実行することが必要ではない
でしょうか。「殺人は良くないが、気持ちは分かる」という親の思いが形に
ならないよう、選挙公約に入れるぐらいの動きを見せてほしいです。