７月１７日

凶悪事件は時効廃止へというニュースを知りました。被害者の処罰感情を考慮すると
時効は廃止したほうがいいですが、遡及適用は許してもいいのかと疑問に感じます。

証拠保存など事務処理が増大するのもありますし、いくら遺族の気持ちを汲み取ると
しても憲法に反する対応をとってもいいのかと思うのです。進行中の事件まで適用を
広げると最初限定していても拡大適用が止まらなくなる恐れがあります。

そもそも今頃になって時効廃止というのも遅すぎます。ＤＮＡ鑑定の精度向上など条
件整備の環境は整っていたのにここまでずれ込むのも不思議なぐらいです。このほか
にも犯罪被害者への心理面でのサポートなど充実させてほしいものはたくさんありま
す。

こういうものこそ政治の力できちんと整備すべきなのに現状では多くは望めません。
毎日どこかで事件が発生しているのだから衆議院の新勢力が確定したら少しでも早く
法律などを改正することが必要ではないでしょうか。