７月２５日

全国高校野球選手権岩手大会決勝で、大船渡高校が2-12で花巻東高校に敗れ、
甲子園出場とはなりませんでした。注目を集めた佐々木朗希投手は登板しなかった
のですが、国保陽平監督は「故障を防ぐために登板させなかった」と話しました。
近年、登板過多による故障を避ける動きが見られます。肩は消耗品とみなすMLB
ではより顕著で、今回の判断を喜んでいる関係者も多いのではないでしょうか。
一方では、甲子園の大舞台でどのような投球内容を見せてくれるのか、見たかった
ところはあります。晴れの舞台での勝負強さはプロの世界では必要であり、それが
見られるのがプロ入りしてからになるのは残念でもあり、今後への期待にもなり
ます。力が接近した投手が複数名いればローテーションで乗り切ることもできますが、
公立高校では全国からエリートを集めることも簡単ではなく、野球人口の減少と
ともにいかに選手の良好な健康状態を維持するか、というのとともに今後の課題と
なりそうです。