６月１日

今日から７５歳以上の運転者が自動車免許を更新する際に記憶力や判断力を調べることが義務
付けられたそうです。検査で記憶力・判断力が低いと判断されても免許更新は可能ですが、事故
を起こした時に医師の診断を受け、その結果次第では取り消しもあるそうです。

認知症のドライバーが事故を起こすなど高齢者が関わる交通事故が年々増加している現状では
こうした対策は仕方ありません。年を追って高齢者の数も増加していますし、そうした人が関係す
る交通事故に巻き込まれる可能性も少なからずあります。危険要因を少なくする点で有効な手法
だと感じます。

あとは高齢者の足を何で代用するかです。東京都心なら電車やバス網が整備されていますが、
過疎地ではそういうわけにはいきません。免許を返上した人に１年間バスが無料で使えるパスを
提供する市もありますが、財政が厳しい自治体も多い中でパスなど負担が大きいサービスをどこ
まで提供し続けることが出来るのか心配です。将来自分がその年になって車を運転できない、代
替交通機関がないでは先が見えてしまいます。終の棲家を見つけるのも楽ではなさそうです。