題「消しゴム」 ○消しゴムを使わずエコだ集中だ 有裕
(ウトナイ小学校3年苫小牧)
北海道新聞社が主催した「春の学校川柳大賞」が朝刊に載っておりました。
北海道川柳連盟の斉藤大雄会長と北海道学校図書館協会の貴戸和彦会長の審査により、大賞5句、優秀賞20句が選ばれました。
全道から小学校・中学校・高校と合計で4896句の応募があったそうです。
その中で、小学校3年生が大賞なのですから、「川柳」っておもしろいですね!
どんなに逆立ちしても、普段は高校生に勝てっこない小学校3年生が勝てるのも
「川柳」ならではの、「特徴」でもあります。
私が選者になっても、
○ 消しゴムを使わずエコだ集中だ
を、選んだと思います。
まず、「エコ」という時代性のキーワード。
「だ」「だ」が二つ重なりより、この句の「行為・・姿」が強調主張され作者の、
エコに対するひたむきさが感じ取れます。
そして、決定打が「集中だ」という、勉強に対するやる気の気構えがこちらにも伝わってきます。
恐れ入谷の鬼子母神。すばらしい・・です!!
題「新学期」
○新学期心と消しゴムリニューアル 耕太(陣屋小学校6年・室蘭)
小学校6年生の最上級生の自覚と、「新学期スタート」が感じられ皆に共感を呼ぶ句立てになっています。
その他、
○消しゴムで好きな人の名書いて消す 萌 (東明中1・室蘭市)
○新学期気持ちも新たに恋芽生え 航輝 (昆布森中3年・釧路市)
○消しゴムで文字も気持ちもリセットだ 七海(網走向陽高3年・網走市)
他優秀賞
消しゴムのにおいママとにているよ 小1(題消しゴム)
しんがっきせんせいきれいでうれしいな 小1(題新学期)
こくばんはなんでもかけるノートだね 小2(題黒板)
しんがっきへんじがちょっとでかくなる 小3(題新学期)
いろいろな思い出見てる黒板だ 小4(題黒板)
遠足は君のトナリを歩きたい 中1(題遠足)
遠足のリュックで踊るゆで玉子 小6(題遠足)
4時間目消しゴムご飯に見えてくる 中1(題消しゴム)
黒板は誰が寝てるかわかってる 中2(題黒板)
消しゴムを落としてはじまる恋がある 中3(題消しゴム)
みなさんおめでとうございました!!クイックおねがいしまーす!