花のような心で、
ライ麦のような根で、
風のように生きれたら。
(たぶん・・パハップス、お釈迦様でもキリスト様でもI can not! でしょう!)
そんな、筆文字を添えA4サイズの花手紙と函館レトロバスのちょろQを手土産にお渡しして、岩見沢豊中学校の美術部女子中学生の企業訪問に対応しながら午前中が過ぎました。
・・・どういうことかといいますと・・・
ある日突然、この中学生の御担任の先生から会社に電話が入り、修学旅行のカリキュラムで社会見学の一環として生徒が自ら興味のある函館の企業を探し、担任に要望を相談し、担任が企業に依頼する独自の社会教育を以前からこの中学校では修学旅行で取り組んでいるというのです。
(教師、生徒、企業の教育だと捉えています。教師が生徒数の倍以上の企業に電話依頼するところから大きな学びがあると感じています。断られるのは半分とも伺っています。それを100パーセントにしなければいけないのも教師の試練でもあります、)
依頼の電話で、快諾させていただきご本人から直接、中学生とは思えない立派な謝礼と、タイムスケジュールの確認と、企業訪問の目的と、方法の提示を後日電話をいただき・・まるで、コスタリカのこどもに大人が教育感化されているような感動を覚えていました。
湯の川のホテルから自分でバスや徒歩で来社され、自己紹介に始まり当社の仕事のラインの説明をしてから、パソコンデザイン・製作過程を見学していただき「デザインというのは目に見えるものすべてに意味を求めて形(意匠)にすることですよ。」と、大きく仕事の意味を捉えていただこうとしました。
さすが美術部です。そこは頭で始めから理解していたのは察しがいいの一言です。
その後、30分で会社を後に、お得意様のスーパーさんへ見学に伺い、具体的な仕事の製品を入口で指差し「ここのスーパーさんのデザインの哲学はキッチンと言ってスーパーさんがひとつの台所のようなデザインで作られていますよ・・だからあちこちにタイルがほどこされていますから・・ご自分で見てきてください。当社の製品はあれこれあそこ・・」と誘導し、それからご自分の足でマイペースで見て来ていただきました。
なにぶんにも中学生です。五感で感じることしか吸収できないはずです。
その後、函館ベイエリアを中心に、公会堂、称名寺の土方歳三の位碑、外人墓地、高龍寺の素晴らしい仏閣の工芸品の数々をご覧頂いて・・「これも人間の考え抜いたデザインを形にしたもので、この一刀彫でできた「本殿の高龍寺」の名も看板の部類なのですよ」と・・見識を広げていただきました。
ほんとうはねー・・お寺や、教会の仕事をしたいのですよ・・後世に残るような仕事をね・・・。と、元中学生の純情可憐な私はポツリ・・。
函館駅まで時間厳守で10分前に送り届け、「今日はわざわざ会社まで来ていただいてありがとうございます。担任の先生にもよろしくお伝えください」と言ってお互い「礼節」を持って・・バーイバイ!となりました。(これが本来の目的なのだと思います)
岩見沢豊中学校の皆様がいずれ、また函館にご来館くださいますようにブログからこの取り組みをご声援させていただきます。
今夕は青森泊の中学生ですが・・しんどい未来を背負った中学生に、道路公団がどうのこうの・・一般会計がどうのこうのって・・その筋の皆さまエブリバディー!ちょっと考えて下さいませませよ・・戦後復興で作った日本中の古い隋道(トンネル)や既存の道路も「メンテナンス」だけでもお金がかかりすぎるご時世に、少子化でお金がない国家に・・まだ、田中角栄的日本改造論の延長で道路族の雄叫びですかい?
日本中の中学生に笑われちゃうなー・・!!
コスタリカのように、こどもが大人を選挙の投票所に連れて行く日も近いかな。
中学生は一番、敏感なお年頃で、元中の大人の皆様も「大人は汚い!大人はずるい!」と思っていたでしょう?
中学生だったころの昔の原点を思い出してみませんか?
花のような心で・・・いつか蓮華の花になる前に・・。クイックおねがいしまーす!