心の模様

心の中の一つ一つを整理して、いつか素敵な部屋にしてみたい。

挽回

2016-12-13 | 日常
ありえないミスをして



責められなければいけないのに

反対に謝られて



何とも言えない恥ずかしさと

やるせなさに

言葉を失う



朝になっても

仕事に行きたくないなんて

布団に潜りこんでいたけど



今日はあれをしなきゃ

これをしなきゃなんて

とても放り出せない状況を

思い出して



重い足取りで職場に向かう



職場では挽回のチャンスが

いくつも用意されていて



一つずつクリアしていくと

少しずつ気分も高揚してきて



昨日のミスも

大丈夫なんて思えてくる



そうだった



単純だけど

挽回する気持ち



それが今までも

私を救ってきたことを

思い出した


陰と陽

2016-12-10 | 不思議
人には陰と陽がある



それはその時その時に

対応を変える陰と陽ではなくて



もっと奥底の

魂の陰と陽のこと



この人とは合わないって

簡単に言ってしまうのは

好きではない



なぜなら

お互いに合わせようと

していないだけだから



でも

合わせて合わせて

自分が無くなってしまうくらい

合わせて初めて知る



はっとする時がある

なんて楽しいんだろうって

こんな自分今まで知らなかったって



どっと疲れる時がある

自分が無くなっていく

寂しさに打ちひしがれて



だから

最後は魂の陰と陽

陰は陰に

陽は陽に



あるべき姿で

いるべき場所で



あなたを

待っている人がいる

いつまで

2016-12-09 | 妄想
突然虚無感に襲われる



それは自分のために

人生を楽しむために

生きていないと

感じてしまう時



いい人でい続けることに

優しい人でい続けることに

疲れてしまうのかもしれない



元々が

いい人でも優しい人でもないから

無理してるのかなって

失笑している自分がいて



人は生かされてるなんて

誰かが言うのを聞くと



ああそうか

例え生きたいじゃなくても

生きなければいけないって思う



生きているだけで

すべてのことに感謝だってこと



頭ではわかっているのに

心が冷えすぎてて

感謝という温かいものを

受け入れられなくなっている



寒い寒い

ここは途方もなく

冷たい世界で



私はいつから

ここにいるのだろう

明るい霊

2016-12-07 | 心の片隅
子供の頃なぜだか

私は霊感が強いと

自己主張する子ばかりが

私の周りに集まっていた



私は霊感とか面白いけど

無縁だと思っていたのに



そんな子たちの中で

怖いなって思うことがあって



あんまり怖がってる私に

私が一番霊感が強いと自負してた子が

笑いながら私に言った



人間と同じように

霊にも陰と陽があって



あなたは陽だから

あなたの周りにいる霊は

どれも陽で明るい霊ばかりだから

大丈夫よって



その子は陰でそして陰の方が

霊的なものが強烈らしくて

だから気をつけていると言った



私は霊を信じていない



でも多感の時期に

私はその子の言葉のおかげで

随分な安心をもらった気がする



そして今も何か怖いと思った時

必ず思い出す



私の周りにいる霊は

明るい霊ばかりだから



大丈夫

特別な電柱

2016-12-04 | 心の片隅
その電柱は愛に溢れていて



その電柱は悲しみに溢れていて



その電柱は特別な電柱だった



その特別な電柱は毎日

綺麗に掃除されて

花が飾られていて



その前を通る時

その特別な電柱を見る度に



飾る人の思いが

ドクドクと伝わってきて

胸が苦しくなった



一度だけ

その特別な電柱の前で

女性が手を合わせているのを

見たことがある



その特別な電柱は

五年ほど毎日欠かすことなく

飾られていたけど



ある日を境にぱったりと

普通の電柱に戻っていた



きっと五年ほど前の

その日だったのだろう



もうその電柱が

どの電柱だったのか

私にはわからなくなっていて



ただ

女性が手を合わせている姿が

時々見えるような気がしている

心配しないで

2016-12-04 | 心の片隅
目的は同じ

ゴールも同じ



大丈夫

必ず約束は守るから



あなたとは

ちょっと違う道を行くけど



あなたと

同じ速度では向かえないけど



あなたのしない

寄り道を少しだけ

してしまうかもだけど



そんなに心配しないで

私のことも信用してほしい



目的は同じ

ゴールも同じ



大丈夫

必ずあなたと会えるから

カンニング

2016-12-01 | 代わりに
塾の小テストで

カンニングしてしまった



あんなに勉強したのに

焦って度忘れしてしまって



百点じゃなかったら居残りで

今まで居残りなんてしたことがない



嫌だ 居残りしたくない



隣の友達の答えを見たら

ああそうだったって



でもそれを見て書いたのを

その友達が見てた



だめじゃないって

その友達は小さく言った



お願い誰にも言わないでって

私も小さく言った



居残りの子は少しいた

居残りせずに帰ってくる道々

もやもやした気持ちでいっぱいだった



家に帰るとお母さんが

また居残りしなかったんだねって笑った



お母さんの優しい顔を見たら

黙っていられなくなった



ずるしたから



涙が後から後から出てきて

お母さんに抱きついて

カンニングしたことを言った



先生に知られたら退塾だよね

もう塾行きたくない

もうやめる



泣きじゃくる私にお母さんは

居残りしたら良かったのにって

優しく言った



みんなに知られたら

今までの百点も疑われるだろうし

先生からは退塾って言われるかもだけど



しょうがないよ

悪いことしたんだものって



今度わからなくなったら

ちゃんと居残りするのよって



私はうんうんって頷いた

時間を戻して居残りしたいって

強く思った



でも時間は戻らない

後悔後悔後悔



私はずっと考えた

こんな嫌な思いは

もうしたくない



だから決めた

明日塾の先生に

ずるしたことを

言いに行こうって