心の模様

心の中の一つ一つを整理して、いつか素敵な部屋にしてみたい。

もう一度

2017-07-25 | 恋愛詩
あなたの視線は

分かり易すぎて



気付かないふりの

ヘタな私は下を向く



そんな風に見られてたら

勘違いしてしまう



一人でいると

よく話しかけられるし



それで趣味が同じことがわかって

余計な親近感が湧いてくるし



あなたを近くに感じて

何だか息苦しい



それは嫌な感じじゃなくて

楽しい感じなのだけど



恋から遠ざかり過ぎたせいなのか

歳を重ね過ぎたせいなのか



自分の欲望みたいなものが

見えてこない



じゃあこのまま

流されてみようかと



考え始めている自分に

懐かしさを覚えてる

賭け

2017-07-21 | 日常
私はあなたに賭けてみた



どうして私がこんな話を

しているのか



あなたになら

分かってもらえると信じて



あなたの答えによって

これからのいろんなことが

変わってしまうけど



私はあなたに賭けてみた



今まで私を見てきて

思うところが

たくさんあったでしょう



悪い所もミスしてしまう所も

いっぱいあるけど



嘘はついてない



わかってくれてるなんて

ただの私の願望かもしれない



だけどだからもし



私はあなたに賭けてみた



さあ

あなたの答えは

うまく言えないけど

2017-07-15 | 願い
いつも強気なあなたが

弱音を吐いた



何かを諦めたかのように

どこか投げやりで



冗談だとも言わないで

沈んで行くようで



慰めたり励ましたりしなくちゃって

ぐるぐる頭の中で言葉を探すけど



大丈夫なのかな

どうしよう

何だか怖いって



心がキュウって縮こまるし

胸が痛くて苦しくなるし



だから私の様子が

どんどん変になっていくのを見て



あなたは沈んで行くのを

自分で止めた



弱音を受け止めて

元気になっていくあなたを見たい



なかなかうまく言えないけど

あなたの力になりたいって



それだけは本当だから








ためらい

2017-07-07 | 恋愛詩
一緒に帰ろうって言われて

心臓が飛び出しそうになった



挙動不審になっていたのは

明らかで



変な期待と戸惑いとで

その後のことは

覚えていない



何事もなく

家に帰り着いてしまった途端



がっかりしたというか

ほっとしたというか



よくわからない

自分の心と対峙して



何ともヘタレな自分に

ため息をつく



若い頃の自信過剰な私が

ばかにしたように



笑っている気がした

2017-07-02 | 妄想
冒険に誘ったのは私

迷わなかったのはあなた



計画を練るのが楽しくて



ああしてこうして

それからって



その日が待ち遠しくて

その日が近づいてくると

テンションも上がってきて



それなのに

その日私は

何を間違えたんだろう



冒険は成し遂げられたのに

私たちは確かに



何かを失くした



冒険という名の

逃避行



心に穴が空いたまま

失くしたものを



私もあなたも

今は必死に追い求めてる

夢見る

2017-07-01 | 妄想
綺麗な景色を見に行きたい



できるなら

あなたと二人で

静かに眺めていたい



時間が経つのも忘れて

呆けたように

ただぼんやり二人でいたい



どちらからともなく

自然に手を繋いでいて



繋いでいたことに驚いて

二人で笑い合いたい



ひとときの幸せ時間



ただ夢見るだげだけれど