心の模様

心の中の一つ一つを整理して、いつか素敵な部屋にしてみたい。

「待つの」

2017-02-27 | 日常
去年からの希望人事



大変だから

当たりたいような

当たりたくないようなって



まるで今流行の

お笑いの「待つの」

みたいに思っていたけど



やっぱり運任せの

「待つの」では

当たらなかった



だから覚悟を決めて

職場のトップに相談した



トップの力って強いんだってこと

思い知らされる



人事はいとも簡単に

覆されてしまって

私の希望人事は

通ってしまったのだから



やりたいことがあるのなら

遠慮してたら

いつまでも状況は変わらない



やりたいの思いを

ちゃんと伝えなければ

何も始まらない



怖がってないで

行ってみる



私のはじめの一歩



「待つの」はやめた

歩き方

2017-02-24 | 日常
今日も私は

目を伏せて歩く



良く知っている場所を歩くとき

必ずと言っていいほど

知り合いと会ってしまうから



私はボンヤリ歩いてることが多い

視覚に入っていても

脳に伝達しないことが

よくある



そのせいで以前は

手を振ったのに無視された

頭を下げたのに無視された

目が合ったのに無視された



その度ごとに

目が悪くて見えてなかったって

言い訳するのだけど



そうやって言わずに

無視されたって思い続ける人もいて



通り過ぎる人皆を

見逃さないようにじっと見て

知り合いを探し続けること

それは私には難しい



目を伏せて歩けば

声をかけてくれる人だけに

反応すればいいだけ



だから

今日も私は

目を伏せて歩く

類とも

2017-02-23 | 心の片隅
昔から

一人でいることが

平気じゃなかった気がする



私と話ができる人なら

誰でもいいから

そばにいてほしい



ずっと話を

していたい訳じゃない



ただ同じものを

見たり聞いたり感じたりを

共有したい



一緒にいる人を

そばに感じるだけで

安心するから



一人の方が楽って言える人は

カッコいい



私もそうなりたいって思うのに

そうなるためには

強がって意地を

張ってないといけなくて

しんどかったりする



それなのに

一人でいられないって

思われるのが嫌で



同じ所へ行くのにも

誰とも約束せずに

一人で行って



誰かしら寄ってきて

話してくれたりすると

ほっとしていたりする



だから私の周りには

いつも一緒に行こうって

言ってくれる人が

いるのかもしれない



それともその人たちも



類ともってことなのかな

挨拶

2017-02-21 | 日常
別れの言葉は

いつも切なくて



今日で終わりの所への

挨拶を済ませる



いつも書いてる詩もどきよりも

ずっと綺麗な言葉で

大袈裟なほど詩的な挨拶をして



目を潤ませてしまった



感動的だったなんて

私と同じように

目をウルウルさせて

言ってくれた人に



自分の言葉に

酔っちゃったぁって

手を振って笑うことで



恥ずかしいのを

ごまかした



後何回この挨拶を

しないといけないのか



4月からはまた新しい職場へ

いかないといけないから



この職場はストレスのたまらない

いい所ばかりが目立った職場で



もう少しここにいたかった



よくしてもらうことばかりで

その分仕事で返さなきゃって



学生のように勉強したのも

楽しい思い出



ミスもかなりしたけど

大丈夫大丈夫って

皆が笑ってくれた



感謝しかない



行けるところまで行くよ

次の所で返せるものが
あるといいのだけど



ただただありがとうだけ

大切なもの

2017-02-20 | 感謝
田舎の左官屋さん

広大な土地に日本家屋

プレハブの事務所に

砂利やら何やら資材置き場

軽トラ軽トラ軽トラ



事務所の中では

シュンシュンやかん

ホカホカ空気

オレンジ色の火のストーブ



ニコニコ顔の

こちょこちょしゃべる

おばあちゃま



朴訥とした

冗談言わない中年の息子に

笑いかける



きびきびした奥様に

ちょっと反抗的だけれど

優しい娘



家族経営の小さいけれど

温かいお店



涙が出ちゃうほど

そこには私の欲しくても

決して得られない

大切なものがあった



一人車で走る帰り道

何だか心がぬくぬくして

私も頑張ろうって

胸に力を入れた



空を見上げたら

薄っすら白い星が見えて



私も十分幸せだよって

一人呟いていた

自分勝手

2017-02-19 | 心の片隅
初めて会った時

あなたに男を感じて



普通の人には

わからない程度に警戒した

近寄ってこないでって



だけどあなたは

ちょっとおどけた頭のいい人で



少しずつ接するうちに

いろんなことを察したようで



気付けば

男を全く感じさせない

女言葉で話す人になっていた



そんなあなたに

私はどんどん気を許していって

過去のいろんな出来事を

話すようにまでなっていって



時々冗談で

誘ったりもしてみたけど



あなたは軽くスルーして

近寄りも遠ざかりもしない

距離を保ってた



そんな距離感が

心地よかったはずなのに



男を感じさせないあなたに

少しだけいらつくようになった



私は面倒くさい女だ

自分で思うのだから間違いない



ある日突然あなたに

個人的に連絡するのは

もうやめたいと言った



あなたは驚いた顔したけど

わかったって一言だけ言って

下を向いた



あなたの態度に

少し男を感じて

いけないことを言った気がした



でも関係は変わらないはずって

思っていたのに

その日からあなたは

私を避けるようになって



そしてついには

姿を見せなくなった



私はたぶんあなたを好きになっていて

だからその思いを打ち消したくて

あんなこと言ったのだけど



今日もまた考えてる



あなたはどうしてるのかなって

合う人

2017-02-17 | 心の片隅
もう一人の自分を

探してた時もあった



私とすべて同じ考え方をする

男でもいい女でもいい

私と合う人



でもそんな人なんていないってこと

本当はもうとっくにわかっていて



幸せはないと

嘆いたこともあった



合う人というのが

"まあいいか"と思える人だと

気付いたのはいつからなのか



そしてその"まあいいかの"範囲が

歳を重ねるごとに

広がっていって



自分と合う人が

あっちにもこっちにも

どこにでもいるようにさえ

感じられる時がある



偏頭痛持ちの人でも

歳を重ねるごとに

治まっていくのを

感じる人は多い



それと同じ



歳を重ねるごとに

いろんな感覚が

鈍くなってくるってこと



歳を重ねて

いろんなことが鈍くなるのも

そんなに悪いことばかりじゃない



私のことを好きだった人も

嫌いだった人も



今はきっと

そうでもない



おばあさんになった時に

会う人会う人

すべて自分と合う人に思えたら



それはきっと

幸せっていうのだと思う

人生は短い

2017-02-15 | 願い
渇く渇く

心が渇く体が渇く



騒ぐ騒ぐ

心が騒ぐ体が騒ぐ



わたしの秘めた

内なるもの

欲望葛藤が



限界とばかりに

滲み出て



外へ外へと

溢れだす



もうごまかしはきかない

もう誰も止められない



人生は短い



誰かに褒められる

生き方でなくていい



自分の生き方を

自分で決めたいだけ



今やっと

私が動き出す

時々

2017-02-12 | 日常
私は時々

いろんなことが心配になる



水道管を通ってくる

水の音が急に気になって



破裂するんじゃないかって

水が噴き出すんじゃないかって



どきどきどきどき

どうしようどうしよう

もう蛇口から目が離せない



揚げ物をしている時に

鍋を伝う油に火がついて

じゅっと言うのを聞いて



この揚げ油に火が回って

大きな炎が上がるんじゃないかって



どきどきどきどき

どうしようどうしよう

もう揚げ油から目が離せない



お風呂の排水溝

下から伝って



にょろにょろむにょむにょ

変な虫が出てきたらって



どきどきどきどき

どうしようどうしよう

もう排水溝の穴から目が離せない



まだまだまだまだ

いっぱいある



どうしようどうしよう



どうしようが止まらない



私は時々

いろんなことが心配になる

砂嵐

2017-02-10 | 心の片隅
あの日

世界が今はもうない

テレビ画面の砂嵐のようになった日



闇の中

ザーという音だけで



生きているのか

死んでいるのか



生きたいのか

死にたいのか



意志そのものが

消えていて



言われたことを

ロボットのように

感情なく動いていて



あの日を境に

私の勝気な性格は

鳴りを潜めた



年月を経るごとに

徐々に取り戻していく感覚を



時に戒め

時に確かめ



そして風化していく

忘れ去っていく



でも時々

深夜に目が覚めた時



ザーという音と

今はもうない

テレビ画面の砂嵐が



恐怖心と共に

私の前に



流れている時がある