心の模様

心の中の一つ一つを整理して、いつか素敵な部屋にしてみたい。

好きな服

2015-05-23 | 思い
お出かけ用の

綺麗な服がたくさんあって



でも

そんな服たちが着られることなく綺麗なまま

寿命を迎えていってしまうようになったのは

いつからだろう



一体

そんな服着てどこ行くのみたいな

そんな服を着て行く場所に

ずっと行っていなくて



そのうち

どこがそんな服を着る場所なんだろうって

わからなくなって



いつも着るのは

動きやすい人の目にとまらないような服



何を気にしてるんだろう

服くらい好きなものを着たらいい



だから

どこ行くの行ってきたのって聞かれるくらい

綺麗な服を普段着で着てしまおう



お出かけ用なんて作らなくていい



だって

毎日が素敵なお出かけなんだから

愛着

2009-10-30 | 思い
平日の毎朝
ほんの一通ずつだけの
あなたと交わすメール


天気だったり体調だったりと
何気ないことしか書かれていない


それはお互いが
今日も生きているの
確認のメールのようだ


だから
慌ただしかったり忙しかったりで
メールが来ない時は


とても寂しい
ちょっと心配


きっとこんなことの繰り返しで
愛着が生まれるんだよね


あなたの代わりが
出来る人はいない


そう
私の愛しい人

心残り

2009-05-20 | 思い
ざわざわとした
日常の喧噪の中で
ぽっかりと一カ所
異次元空間ができてしまったような


死を間際に控えた人が
走馬燈のように過去の想い出を
頭の中に駆けめぐらせるといわれるように


次から次へと
つい最近の出来事のように
過去へと遡り


そして私は若かりし頃の自分になって
本当にごめんなさいっと
頭を下げた


あなたの幸せだけを
ずっと今も変わらず願ってました


自分の言った言葉を
何度何度も心の中で反芻しているうち


心残りが
異次元空間とともに
消えてなくなっていくのを感じた

お父さん、お母さんへ

2009-05-17 | 思い
子どもの頃は
ただ恐ろしいだけだと思っていた父が
こんなにも愛情深い人だと
わかるようになったのは
いつの時からだったでしょう


子どもの頃は
笑顔を見せたことがなく怒ってばかりの母が
誰よりも働き者で博愛主義な人だと
わかるようになったのは
いつの時からだったでしょう


ねえ
私は本当に感謝しかないけれど
あなた方にとって
私は生まれてきて良かったと
思ってもらえる存在ですか?


もしもまた
生まれ変わるなんてことが
あるのなら


私はまた
お父さんとお母さんの
子どもとして生まれたいんです

夢が現実に変わる時

2009-05-11 | 思い
お元気ですか?


携帯メールを開いた途端
心臓が爆発するかという勢いで
胸の裏側が騒がしくなって


まさか、いたずらよねなんて震えながら
合言葉を述べてくださいといったことを
送信してみた


10年以上も前に終わった恋人だった
どういう伝を辿ったのか
どういうつもりなのか
わからなかったけれど


ただただ懐かしかった


どこか他人行儀な敬語の流れは
10年以上の空白の現れで


懐かしい顔を見せますから
逢いませんか?


私、歳を取ったから幻滅しますよ


僕も同じです
大丈夫、皺の1.2本は想定済みですから


ばか、足りない
たるみも忘れてる


なんて送信していたら
あの頃の光景がくっきりとしてきて
今とあの頃ではお互いに
全く違うはずだろうに
気分は時を越えてしまう


これは夢の続きだろうか


夢が現実に切り替わる時
何かが変わってしまうのだろうか

もし

2009-04-13 | 思い
「もし~なら」なんてことは
誰もがきっと思うこと


でも
子どもと大人では
その使い方がちょっと違う


子どもの「もし」は未来形
もし野球選手になれたなら
もし歌手になれたなら
「もし」で拡がる夢の世界


大人の「もし」は過去形
もしあの時ああならなかったなら
もしああしてたなら
「もし」で顧みる自分だけの世界


大人は子どもに
生きる術を教えるけれど
子どもは大人に
無垢な心を思い出させる


いつも子どものように
「もし」が使えたなら


子どものように
ずっと笑顔でいられるよね

つながり

2009-04-07 | 思い
久しぶりに昔の夢を見た


「ごめんな。」
この一言だけで
悲しそうに俯き加減で
それでも少し笑みを浮かべて


私に背を向けて振り返りもせず
右手だけを挙げながら歩き去って行く


待っててくれるって言ってくれたなら
私は何年でも待つ自信があるのに
待ってていいって言ったなら
あなたはどう思う


声を出したい心の葛藤を繰り返しながら
あなたの背中を見つめてる


泣いているのに気が付いて
目を覚ましていた


夢で涙を流したら
現実でも頬が濡れることがあるって初めて知った
毎日同じ夢を見ることもあるなんてことが
作り話でないことを知った


あれから何年の月日が経ったのだろう
そう
泣きながら目を覚ましているところまでの夢を見た


今、私の胸はあの頃のように痛んだりしない
それどころかあの想い出を微笑ましくさえ感じてしまう


それは
あんなにも悲しかったはずの別れが
今の幸せにつながっていることを
知っているから