心の模様

心の中の一つ一つを整理して、いつか素敵な部屋にしてみたい。

自分で気づいて

2016-12-29 | 願い
毎年この時期に行われる

大きな大会に

彼女は疲れている



ここ最近ずっと

負け癖がついたかのような

実力の出せない試合を重ねて



もうやめてしまおうかと

何度ももらしていた



変な緊張感に襲われて

どう動けばいいか

自分は今何をしているのかさえ

わからなくなる感覚になるのだという



勝つことが

当たり前とされた彼女には



どんどん試合が

重くなっていったようで



昨日も散々な負け方をしていた



もうだめなのかって

私も少し諦めかけてたけれど



見に来ていたそれまでの

彼女のコーチに

アドバイスを求めて

話をしにいった



とても心配されてるのが

伝わってきて

こんなにもいろんな人から

期待されてる彼女を

このままやめさせられないって思う



足だけ動かしてたら動けるから

それだけ気にしてたら

うまくいくよって暗示をかけた



果たして彼女は

今日の試合で

久しぶりに結果を残せた



でも

才能だけでは限界がある

努力があって初めて

才能は生かせるものだから



それに

彼女が気付いてくれるのを

私はただ待っている



年末大掃除

2016-12-26 | 日常
年末の大掃除は

普段掃除しない所を

一日一か所なんて決めて



嫌にならない程度に

重要度の高い所から

チョコチョコチョコチョコ



がやっぱり

この調子では

すべて終わらないことが

決定して



この時点で

かなり焦っている



と言っても最後は

これでいいにしようなんて



変な折り合いを

つけてしまうのだけど



大掃除のいいところは

汚いという嫌悪感が

綺麗という爽快感に

変わっていくとき



心の中の掃除も一つ終えて

綺麗な心になれるところだから



今年の汚れは

今年のうちにと言うように



今年の心の汚れは

今年のうちに取ってしまいたい

クリスマスだから

2016-12-25 | 日常
久しぶりにお酒を飲んだ



クリスマスだから

いいかなって



そんなに強くないせいもあって

少し頭痛がする



そんなに飲みたい訳じゃないけれど

お酒を飲むには

理由が必要だと感じていて



それが時々

とてつもなく面倒になる



もっと楽に

自分のこと自分で

縛りつけないで

壊れてしまたい



そしたら逃げたいって

思わずに済むのかな



メリークリスマスって

誰もが声をかけてくれて



ラインでは

そんなスタンプばかりが

鳴っていて



ほんわり温かくて

とても眠くなってきた



今年も

静かにクリスマスが

終わっていく



続けていく

2016-12-24 | 願い
昔は自分が

綺麗に撮れている写真ばかりを

これでもかというぐらいに

載せている人が多かった



時は移り変わり

老けた自分を

見せたくないという理由ではなくて



個人情報の保護という観点で

写真を載せる人は

少なくなった



かわいいイラストのついた

どこかで見たことのあるような

同じようなデザインで



一言あるのは

「元気?」



差出人名にも変化があって

家族全員の名前や年齢

電話番号など書かれていたのは

いつまでだったのか



極端な人もいて

差出人名の欄に「もこ」だけだったり



誰だかわかるけど

宛名が変わって手続きしてなかったら

迷子の葉書になってしまうし



それも他人からしたら

どうでもいいような葉書に

感じるものだったなら

軽い扱いを受けてしまう



一年に一回の

何の変化もなく

元気に生きているの便り



どんなに形式が変化しても

大切に感じてしまう



「元気?」の一言だけでいい

毎年書いて書かれていたい



それは
ちゃんと覚えてるの確認だから



理想と現実

2016-12-22 | 日常
私にはいつも

私の少し前を歩く私が見える



私の少し前を歩く私のように

同じことを同じスピードで

したいと思っているのに

いつも遅れてる



それが十二月になって

私の少し前を歩く私の動きが

スピードアップして



私は私の少し前を歩く私を

見失いそうになる



私の少し前を歩いていたはずの私が

はるか遠くから

お歳暮年賀状クリスマス掃除って

早く早くって私を呼んでいる



私は焦って待って待ってと

走っているけれど追いつけない



私の少し前を歩いている私は

いつも正攻法で

いつも正しい道を行こうとする



私はだんだんしんどくなって

ずるして楽な道を行こうとして

失敗して後悔していると



私の少し前を歩いている私は

失敗したところから

少し慎重にまた歩き始める



そんな風にまた今年ももう少し

バタバタとごまかしながら



きっと過ぎていく





もうわかったから

2016-12-20 | 代わりに
おかあさん

どうしてそんなに

先生に謝ってるの



私は何も悪いこと

してないのに



先生のこと

嫌いなんだから

しょうがないじゃない



この先生

いちいちキモイんだって

話し方も嫌味っぽいし



皆も嫌ってるし

皆と同じことしてるだけだし



だから

そんなに謝らなくていいって



皆のおかあさんは

こんなに謝ってないよ きっと



もうやめてよ

恥ずかしいよ



そんなに謝ってるおかあさん

カッコ悪いよ



もうわかったから

先生のこと無視しないから



もうわかったから

先生に嫌な顔しないから



ごめんって

謝らせてごめんって



先生のこと嫌いだけど

もうしないから



ごめん

おかあさん

知らない顔

2016-12-19 | 日常
まぶたが腫れた



泣きはらしたわけじゃないのに

赤くなって膨れてる



朝 目が開けにくいから

何かと鏡を覗いたら



そこには

知らない人の顔があった



誰?何?



サーっと血の気が引く音がした

眠気は一気に覚めた



昨日新しい化粧品を試して

少しかゆいなんて思ったことを

思い出した



今日は仕事に

どうしても行かなければならないか

必死で考えた



行かなきゃいけない



絶望的な気持ちで

もう一度鏡を覗く



誰?何?



怖い怖い

私の顔じゃない

このままだったらどうしよう



大きなマスクをかけてみた

赤くなった頬は隠れたけど

ただれたようなまぶたは

隠しようがない



大丈夫 私の顔なんて

誰も見てない

気付かない きっと



でも出勤するとすぐに

目がおかしいけど風邪?

インフルエンザ?

どうしたの?

どうしたの?

どうしたの?



化粧品でかぶれましたと

マイクでも持って発表しようかと

思うほどだった



皆も怖いのだ

私とは違う意味だけど




ありがたい人

2016-12-18 | 感謝
私はよく間違える



自分の都合のいいように

考えてしまうらしい



自分に好意を持ってくれて

近付いてきてくれた人なら



自分と同じ価値観に違いないって

同じ世界観を持っているって

勝手に思い込んでしまって



軽口でその人に

踏み込んでしまう



人にはそれぞれ

ここまでなら

入ってきてもいいっていう

境界線があって



その線は

すごく浅い所で引かれていたり

すごく深い所で引かれていたりする



その見極めが難しくて

すぐ失敗してしまう



友達になれるかもだった人も

随分失ってきた



だから

今私の周りにいてくれる人は

私にとって



有難い

ありがたい人ばかり

子どもの世界

2016-12-17 | 願い
彼女はおとなしくて

目立たない子だった



彼女が小6の時

一度だけ私に

打ち明けてくれたことがある



学校に行きたくないって

クラスの子たちは皆

誰かの悪口を言っていて

誰かを笑ってるって



私は嫌われてる子と一緒にいるって

私もその子が嫌いだけど

一緒にいる子がいないからって

ぼっちよりはましだからって



子どもの世界は大変だ



彼女は地味で真面目だから

子どもたちからしたら

きっと面白みに欠けたのだろう



あれから2年が経って

中学生の彼女に久しぶりに会った



彼女ははじけるような笑顔で

大きな声で話す子になっていた



学校に行くのが

楽しくてしょうがないって



誰かの悪口を言って

こそこそ笑えるようになったら

皆と仲良くなれたって



下向いて暗い顔してた彼女が

前向いて大笑いできるようになるには

かなりの努力が必要だったんじゃないかと

想像せずにはいられない



子どもの世界は大変だ



次会った時には

どうか人を傷つけずに



仲良くなれる友達を

見つけていてほしいと

願いながら



彼女に手を振った

本質

2016-12-15 | 不思議
赤ちゃんからお年寄りまで

笑わせることを得意としてた



笑いのあるところに

人は集まるし



何より

面白い人とか

あなたといると楽しいって

言ってもらえることが



私の存在価値を

確認できることだったから



愛されるって

きっとこんなことって



アンテナ張り巡らして

時を逃さず笑いを取って



家に帰ると

はぁって脱力状態になる



そんな私を知っているかのように

ある人に言われた



あなたの本質は違うのに

サービス精神旺盛にして

無理して一人疲れてるでしょう?

そんなことしなくていいよって



ばかみたいに

見えるのかなって思った



もうそんなことしなくても

愛されるんじゃないかって

思い始めてもいたから



それからは

ああここ

笑い取れるのにってところも

黙ってにこにこしてるだけにした



家に帰って

どっと疲れることもなくなったし



私の好きな"静"の中で

静かに息をして

静かに生きているという感覚の日々を

過ごしている気がした



そう私の本質だから



それなのに

なぜだろう



面白かった私を

なくしてしまった喪失感で

心が沈んでしまうのは



何だろう

私の本質って