心の模様

心の中の一つ一つを整理して、いつか素敵な部屋にしてみたい。

好みのタイプ

2016-11-30 | 日常
好みのタイプを聞かれて



素手で虫の触れる人って

答えたことがある



私は虫も苦手で

もちろん触れない



でもだからと言って

虫がこの世から

いなくなればいいと

思っている訳ではなくて



外で見ているだけなら

普通に楽しめたりもする



ただ問題は家の中や

網戸についてた場合で



その虫がいなくなるまで

落ち着けない



そんな時

虫をそっと掴んで

草むらに置いてきてくれる人がいたら



もうそれだけで

すごく救われた気分になる



だからやっぱり

私の好みのタイプは



虫が家の中にいる時に

外に出してくれる人になりそう



オーラ

2016-11-28 | 醜い
紫色のオーラは嫉妬の色



独占欲でいっぱいになって

ほとばしる



湯気を全身から出す勢いで

紫色に覆われて



その凄まじいエネルギーは

そばにいるものをも

震えあがらせることができるほどで



それなのにそんなオーラを

感じることのできない鈍感な人たちが

大切な人を失っていく



けれど紫色のオーラは醜い



自分の思う通りに行かない時の

不満のオーラ



紫色に覆われたまま

いつか自分をも見失う



だから明るいオーラを身につけて

綺麗な物を見るようにしよう



そうすればあなたの未来は

きっと明るく開けてくるはずだから

白い心

2016-11-27 | 心の片隅
吐く息の白がとても綺麗



早朝の図書館

出入り口前にできる行列



自習室を求めて中高生が

耳にイヤホン

手には勉強道具



まだ開館までには

二時間以上あるのに



待つことは

何でもなさそうに

暗記してるのか

ブツブツ言ったりもしてる



席の確保は

自分の居場所の確保



よりよい環境で

集中できる場所を求めて



定期テスト勉強

受験勉強



向かう先には

まだまだ超えなきゃいけない壁が

大きく待ち構えている



今この時にしかできないことを

がむしゃらに突っ走って



寒い中白い息を吐きながら

図書館に並んだ日のことを



大人になっても

忘れないでほしい

このまま

2016-11-26 | 妄想
あれから

随分と年月が経ったけれど



私も

随分歳を重ねてしまったけれど



あなた

迎えに来てくれる

準備はできましたか



いつでも

私の方は準備できてるから



あとは

あなたの決断を待つだけ



あのね私

あなたを笑わせてあげられる

たくさんの話ができるように

いろんなこと経験したよ



あなたが困らないように

恥をかかないですむように



わりと何でもできるように

なってるよ



でももしも

もしも来れなくなったとしても

知らせないでほしいの



私は

この待ってる時間が幸せだから

何回会っても

2016-11-26 | 妄想
知らない男と肌を重ねた



その男は

私のことを愛してると言う



頭のおかしな男と

寝てしまったと思った



私の何を見て

私の何をわかって

そんなことを言うのか



見かけに騙されてる

男が思うほど

私は優しくない



私はその男を知らない

だからもちろん

好きでもない



でもその男が

嬉しそうな顔をするから



また会ってしまったのかもしれない

頑張ろう

2016-11-24 | 日常
小学生の時は少年野球

小さくて丸坊主で

いつも補欠だったけど

怒ってるのを見たことがない



笑ってばかりで

ムードメーカーで人気者



そんな男の子が高校生になって

陸上選抜会で声をかけてきた



誰だかわからなかった

体育会系のはきはきした話し方

背も伸びて逞しくなっていて



その成長ぶりと変わらない笑顔に

感動すら覚えた



彼の走る姿に

もう小学生の面影はなかった



キラキラ光る汗

美しく筋肉のついた

引き締まった体が

自信に満ち溢れている



ゴールすると

彼は笑顔で何度も何度も頭を下げた



彼は強い

受験の失敗 肩の故障

いろんなものを乗り越えての

今がある



こんなに若い彼から学ぶものが

たくさんあるって

そんな気がした



また頑張ろうって

私も頑張ろうって



空がすごく遠くて

でも確かに青く見えた

他人から見る自分

2016-11-21 | 昔々
あなたって

熱しやすく冷めやすいタイプよねって



昔 あまり親しくない人に

言われたことがある



自分から見る自分と

他人から見る自分とでは

随分違うことがあって



そして大抵

他人から見る自分の方が

正しかったりする



だからその時も

そうなのかもって思ったけど



そう言えば

毎朝欠かさず食べていたヨーグルト



ある日突然

食べたくなくなった



よく考えると

嫌いじゃないけど

特に好きで食べてた訳じゃない



体にいいからって食べてたけど

ずっと続けようと思うほど

好きじゃないって

気がついた



そう

人に対しても

それと同じだったのかなって



やっぱりある意味

熱しやすく冷めやすいタイプ

なのかもしれない

気になる

2016-11-19 | 不思議
一度会っただけの人が

なぜだか気になっている



三カ月前の説明会

司会の人と地元が同じということで

ローカルな話題に

花を咲かせた



いつもならすぐ忘れてしまうのに

何が気になったのだろう



可笑しいほどの

直立不動のまま話すところ



こちらの感情を読もうとするのでなく

子どものように真っ直ぐ目を見て

話を聞こうとするところ



時々気弱にさえ見えてしまう

目を伏せて頷くところ



魅力的と言うよりは

思い出す度笑っちゃう感じで



だけどその人の会社へ

用事があって行って



わざとじゃないけど

間違えてその人の部署に

行ってしまって



思いの外

その人が偉い人で驚いた



その人はすぐに

どうされましたかと

私に声をかけてくれたけど



夏の私は髪を一つに束ねてたし

秋の私は髪を下ろしてカールしてるし

一度会っただけじゃ覚えてないかなって



でもお久しぶりですって

その人は言った



嬉しくて間違えて良かったって

また間違えようって



こっそり思った

速い

2016-11-18 | 日常
大切な話をもう何日も

話せないでいる



話さなきゃいけないのに

話せないでいる



素っ気ない言葉を

聞くのが辛いから



言われなくても

協力はないってことわかってる



つまり自分一人でやりきる

覚悟ができてないから



何とかなるって

自分に言い聞かす



でも行動を起こす前に

話さなきゃいけない



今日こそは言いたい

ここで言う?

そこで言う?

どこで言う?



悪いことをしたかのように

目の動きが速い



全速力した後のように

鼓動が速い



さっき見たばかりの時計の

針の動きが速い



そうしてまた

一日が終わろうとしている

願いは

2016-11-15 | 願い
優しい言葉をかけないで



鼻と目の周りが

赤くなるから



必死にこらえて

面白いこと笑えることを

思いだそうとする



気を緩めると

しゃくりあげてしまいそうで



そんな弱い自分

見たくない



こんな時本当は

どこかに隠れてしまいたい



でもそれさえも

弱い自分を

さらけ出しているようで



何でもないように

鈍感なのかなって

思われるくらい普通の

顔をしていたい



何も感じない人に

なりたいと



ウルトラスーパー十六夜を眺めて

願ってみる



ロボットになってる

自分を想像しながら