心の模様

心の中の一つ一つを整理して、いつか素敵な部屋にしてみたい。

懐かしい海

2017-10-29 | 昔々
学生時代に

暮らしていた街の方へ

遠出だけど出かける用があって



懐かしい

よくドライブした

海に面した道



この海は相変わらず

シンと静かでキラキラしてて

不思議な感覚を

鮮明に私の中に蘇らせる



その時聞いていた音楽



何が気に入らないのか

いつも怒ったように

海ばかり見ていた私



私の機嫌を取りながら

面白い話をしてるあなた



わがままな私に

腹を立てることもなく

根気よく付き合ってくれてた



幸せ過ぎて

気付けなかっただけだと

今ならわかる



大切な人

大切なこと

無知な自分



何が原因で

離れてしまったかさえ

いろんなことに

埋もれ過ぎてしまって

思い出せない



昔のことなのに

せつなくなって

涙が一筋流れてた

笑えたら

2017-10-23 | 願い
別に人生に

絶望している訳でも

ないけれど



もういいかなって

思う時もあるわけで



だけどそんなことを

十代の子供の口から

聞いてしまったら



その笑わない顔を見ていたら

何とも言えず悲しくなる



何か聞いてあげなきゃとか

何か言ってあげなきゃって

思うのだけれど



何を言っていいものやら

頭が混乱するだけで



今が楽しくないんだろうかって

将来に希望が持てないんだろうかって

どれも当てはまりそうで



だからって私に

何かできる訳でもない



だったら私は

いつもあなたに

大袈裟に笑ってみせよう



のんきだなって

何がそんなに楽しいの?って

言われ続けても



あなたがそのうち

私につられてくれるのを

待ってみよう



悩んでるのが

ばからしいなって

笑ってくれるまで

2017-10-15 | 妄想
昔から

ピアノ弾く人の

細長くて綺麗な指が

好きだった



自分もピアノを弾いていた頃

自分の指が

たまらなく好きだった



だからあなたに

惹かれてしまうのは

当然なのかもしれない



指以外

あなたの姿形は

全く気にならないというか



姿形さえも

とても素敵に思えてしまう



あなたのそのしなやかな指が

奏でる音色は



とても優しくて

私を幸せな気持ちにさせる



あなたは趣味程度だと

言うけれど

自分の時間すべてを費やして

練習していなければ



そんな綺麗な音は出ない



私はあなたを褒める

もっと聴かせてほしいと



あなたは照れたように

嬉しそうに笑いながら

ありがとうって言うけど



私の言いたかったことは

本当は違う



本当にあなたに言いたかったこと

それは



その指で

私に触れてほしいってこと


気持ち悪い

2017-10-11 | 日常
触るな 気持ち悪い

その子供が私に言った



言われた瞬間

めまいがした



確かにその子供は

いらいらしてたし

乱暴な振る舞いも

皆にしていたけれど



それでもだ



気持ち悪いなんて

言われたことのない

人生を送ってきた私には



ひどく衝撃的で

ひどく傷ついて

ひどく落ち込んだ



もしかしたら私は

ずっと昔から誰かかしらに

気持ち悪い人間だと

思われていたのではないかと

不安になった



そうして今までに

気持ち悪いと思えた人たちを

思い浮かべて



同じなのか否違うなんて

自問自答を繰り返してるうち

気がついた



あの子供に

教えてあげなきゃって



気持ち悪いなんて言葉を

人に向かって

発してはいけないってことを



そしてそれとは別に

それがどうしたって

跳ね返せられるくらい



私は図太く生きなきゃって

考えだしたら



やっと

子供の言うことだって



笑えてきたんだ



山場

2017-10-09 | 日常
意地がぶつかり合う

プライドがぶつかり合う



それでもその奥にある

成功させたいという思いは

とても尊い



成功を目指しての

熱い思いは

誰にも負けなくていい



誰かへの遠慮なんて

誰も望んでない



周りをよく見て

自分がどう動いたらいいのか

瞬時に判断して



皆が同じゴール

それぞれ補い合うことが

成功へ繋がっていくことだから



さあもう少し

自分を奮い立たせて

すべて終わったら



皆で潰れてしまうまで

笑いながら



楽しいお酒を飲もう

高まり

2017-10-01 | 恋愛詩
私はいつも恥ずかしくて

何でもない顔して

あなたの方を見ないようにして



自意識過剰だと

自分に言い聞かせて



でもあなたの視線を

感じる気がして

振り向くと



あなたは穏やかな顔して

笑いかけてくる



私はひととき幸せな気持ちに

浸ってみる



まだ頑張れるという

強い気持ちがむくむく

湧き上がってきて

頬が火照ってくる



あなたと私は

見えないけれど温かいベールに

一緒にくるまれているような

そんな感じ



暑い



あなたが笑う度

私の体温は

きっと少しずつ

上がっているから