心の模様

心の中の一つ一つを整理して、いつか素敵な部屋にしてみたい。

冷たい雨

2007-09-29 | 思い
今日のように
冷たい雨が降って
少し寒さを感じる日は


またあなたは
笑ってないんじゃないかな
って心配になる


そんなポーズも
素敵なんだけど
あなたは
笑顔の方がずっといい


こんな日は
滅茶苦茶に
あなたを笑わせてみたい


思わず周りも
笑ってしまうほど
声を立てて笑って


いっばいいっばい
楽しい話をして


憂鬱も嫌なことも悲しい事も
すべて忘れてしまえるくらいに


そうして
天気なんかに関係なく


何だか今日も楽しかったな
って笑ってもらえたら


私は
初めて静かに
笑えると思う



心地よい空間

2007-09-28 | 思い
今宵は
眠れないあなたの
住んでいる
不思議な世界へ
旅に出る


一晩限り
私はあなたの母になって
あなたが眠りにつくまで
ずっとあなたを
見守っていましょう


そこは
俗世界から遮断された
神秘的な
青の空間


触れたら
汚してしまいそうなほど
透き通った
静かな空間


波の音が
かすかに聞こえる


ふと見ると
あなたが穏やかな
寝息をたてて
眠っていた


何だ
眠ってるじゃない


安心したら
私も眠くなってきた


今宵は
ここで私も
眠りにつこう


あなたと同じ
B.G.M.を聴きながら

月夜の願い

2007-09-27 | 思い
みてみたい
きいてみたい
いってみたい


心から溢れるほどの
思いはあるけれど


それはなかなか
叶わない


でも、そんなこと
構いはしない


月の光が
あなたのところに
届いているように


成功という名の光も
あなたのところに
必ず届いていると


信じているから

2007-09-25 | 思い
誰もいない朝


まな板を叩く包丁の音だけが
一際際立って
心地よく響き渡る


トントントントン


心が
静けさと共に
澄み切った空気の中
溶けてしまいそう


空が青い


さあ


今日が始まる
今日も始まる


思いっきり深呼吸をしてみた


今、私は確かに生きている

優しい心

2007-09-23 | 思い
「僕が働いてあなたに
 お小遣いをあげられれば
 あなたは働かなくてすむの?」


8歳のかわいい男の子が
私に聞いてくる


思わず噴出しそうになったが
それは一瞬で止まった


笑顔で真っ直ぐに
私を見つめる瞳


その純粋で嘘のない深い瞳は
きらきら輝いて
すうっと吸い込まれていく
そして遠い日の私の記憶を甦らせた


彼の前には
8歳の私が恥ずかしそうに
立っていた


彼の気持ちに答えたいけれど
何も言えずに
彼の瞳を見つめているだけで


彼の中に確かに
"男"を感じる


大丈夫、微笑めばいいの
はい、バトンタッチ


「優しいね、ありがとう。
 15年後位を楽しみにしてる。」

大丈夫

2007-09-19 | 思い
「不完全燃焼の夏だった」
なんて少し寂しげに
肩を落として呟くあなた


あなたの中で
大好きな夏が終わって
しまったんだね


思うようにうまく
いかなかったのかな

楽しくなかったのかな

やる気が出なくなったのかな


ねぇねぇ


外に出てみようよ


ほらほら


飛行機雲が
あなたの大好きな
海に続く道を
案内してくれるよ


大丈夫大丈夫


嬉しい楽しいは
いつでもあるし
幸せはまだまだ
いっぱいあるよ


大丈夫大丈夫


今度は秋の顔して
笑ってみようよ


見て見て


月までもが
あなたのことを
応援してる

2007-09-14 | 思い
さやさやさやさや

きれいな雨が降っている


こんな日は
こどものように
長靴履いてレインコート着て
水溜りをばしゃばしゃと
はしゃいでみたい


ほらね

かたつむりやかえるまでもが
話しかけてくる

気持ちいい天気だね


ああ、本当に
こんな温かくて柔らかい雨が


あなたのところにも


幸せを乗せて
静かに降っていますように


生まれ変わっても

2007-09-10 | 思い
あなたが海になるというなら
私はそこでしか生きられない
小さな魚に生まれましょう


生まれたての私に
あなたは
悪戯な目をして
歌うように大音響で


よく来たな


そうして
あなたの奏でる
ロマンチックなメロディに
身を委ねながら

ゆらゆらゆらゆら

ひらひらひらひら


やがて
私の静かな一生が終わる時


あなたは
少し哀しげな目をして
小さく囁いて


またな


そしたら
私はまた必ず魚に
生まれてくるから


その時は


目を細めて
懐かしげに
でも元気よく
こう言ってね


遅いぞって