三連休の初日、山崎山城跡へ向かいました。山崎山城跡のある山崎山は、彦根市南部の湖岸近くに所在する荒神山の南東側に位置する比高50メートル程度の小さな独立丘陵です。目標地点の山には水道タンクが二つならんでいます。
駐車場が、北東側にあり、公園として整備されており、階段が整備されているので、快適に登ることが出来ます。登り口には、案内板があります。
城跡は、石垣が周囲に残っていますが、案内板が無いとただの公園としか思われないものでした。
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山崎山城に関する史料は極めて少ないため、築城者は誰なのかは正確には分かりませんが、近江守護の佐々木六角氏配下の在地領主で、永禄11年(1568)から始まった織田信長の近江侵攻に伴い信長に従った山崎氏が、信長の命により築いたと考えられます。
この城は、平成6年度に本市教育委員会が行いました発掘調査により、小規模ながらも石垣を設けた城であったことが分かりました。この石垣は、安土城の石垣に類似していることから、築城時期は安土城が築かれた天正年間(1573~1592)の初期頃と推定されます。
なお、山崎氏は、豊臣秀吉の時代には摂津の三田(現在の兵庫県三田市)に移封されており、この時期に廃城となったものと考えられ、山崎山城が城として機能していたのは、短期間であったと推測されます。
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