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白神山地(青森県 暗門の滝)でのトレッキングはとてもオススメ!

2020年11月06日 01時00分00秒 | イベント・外出

 世界遺産にも認定されている白神山地にはぜひ行きたいと思い、今回は弘前市から近い暗門の方へ行ってみました♪

↑白神山地の地図

 今回初めてなのでせっかくなのでガイドを頼みました♪
アクアグリーンビレッジANMONで事前予約し、せっかくなので大滝を1つとブナ林散策コースの「世界遺産の径ブナ林大回り・暗門第3の滝コース 」で160分〜200分14000円税込でした。

弘前駅近くで8時オープンのスリーブリッヂというパン屋でサンドイッチや自慢のアップルパイなど昼食用として買い、弘前駅横でレンタカーを8:30に借り、途中道の駅で水を買って9:30過ぎにはアクアグリーンビレッジANMONに到着しました。

↑アクアグリーンビレッジANMON

↑アクアグリーンビレッジANMONの地図
 
 約32kmの道のりでしたが、途中車は全然通らず信号もないのでスイスイでした。
途中のダム湖もかなり広そうでした。

 受付で支払うと、すぐにこの道25年で73歳の米澤さんが来てくれてさっそく案内してくれます。
白神山地の経験は50年とのことで大ベテランです。
しかも、ツキノワグマに4度ほど遭遇し、その対処方法も分かっているとは素晴らしいです。
とても優しく、そしてブナ林だけでなく白神山地の草花、マタギの話も詳しくてとても良かったです♪

トレッキング情報もあり、第一の滝は土砂崩れで通行禁止とのことでしたね。
今回は第三の滝を目指すことになります。

↑トレッキング情報


まずは川沿いに川柳の木がありますが、普通の柳とは違ってここの枝は垂れ下がらないようです。
ナルホド!

↑川柳の木

そして唐花草(カラハナソウ)がありました♪
 ビールのホップの仲間のようでこれで美味しくお酒ができるようです。

↑唐花草

なお542種類の植物が白神山地にあるとのことでしたね♪

そして白神山地世界遺産地域の入口に到着し、記念写真を撮ります♪
いよいよ本格的に出発です。

↑白神山地世界遺産地域の入口

まず湧き水があり飲んでみますが、甘さを感じさすが美味しいですね♪
白神山地の湧き水は軟水とのことで、それで美味しいようです♪

↑湧き水飲み場

そして100円でヘルメットを借りて被り出発します♪

川沿いの道を歩きますが木々の緑が美しいです♪

↑川沿いの道

大文字草 お茶?

大きなフキがありましたね♪
これはもちろん食べることができます♪

↑大きなフキ

雨上がりなので、草花の水滴も美しいです♪

↑草花の水滴

それから小さな滝も散見され、また川の水は透明感が素晴らしいです♪

↑小さな滝

↑川の水

それからゼンマイがあります♪
春に天ぷらなどにして美味しく食べることができますが、マタギは全ては採らずに来年用にとっておくようです。
これが長く共生することのコツのようですね。
ガイドの親もマタギだったようで色々と詳しいです。

↑ゼンマイ

 熊は4回合ったことがあり、一度はガイド中で慌てたようですが、じっと知らないふりをしていると熊が動いて離れてくれるようです。
ガイド中の時は、騒ぐとより危険なので、敢えて客には熊が近くにいることは伝えなかったようです。

それから「ようせいもく」というトゲトゲの食虫植物もありました♪

↑ようせいもく

それからこの辺りは冬場は平均2.5メートル積雪するようで、最大7メートルも積もるとは凄いです。
日本海側に近いからですね。

それから山よもぎがありました♪
あのよもぎ餅の原料です♪

↑山よもぎ

そして小さなさくらんぼがありますが、これは酒にすると美味しいようです♪
赤い実は食べられるということで少し かじってみましたが苦かったですね(^_^;)

↑さくらんぼ


そして丸い「つりばな」もあります♪

↑つりばな

それから茅が大量にあります♪
これは水質を良くするとはなるほどです♪

↑茅

そして栃の木の下には栃の実がたくさん落ちています♪
これはアク抜きをしっかりすれば昔から食料となるようですが、実は沸騰させてサビを取ることもできるとはなるほどです♪

↑栃の木

↑栃の実

栃の実は結構固くずっしりとしているので、これが落ちて体に当たるとかなり痛いです(^_^;)

そして分かれ道があり、第三の滝に向かいます♪

↑分かれ道の案内

急峻な「マタギ用の道」もあり、これは色んな近道のようですね。

↑マタギ用の道  

それから今は、世界遺産になったこともあり、岩魚などの釣りも焚き火もできないようです。
焚き火は熊除けにもなっていたようです。

それから枯れ沢がありました♪
大雨が降ると沢になるようです。
今年2020年夏は弘前市で37℃を記録するほど猛暑で、記録的だったようです。

↑枯れ沢

それからかなり細い道を進みます♪
川の曲がり淵があり、ここは増水で通れなくなることもあるようです。
それにしても木々の緑が美しいです♪

↑川沿いの道

↑曲がり淵

滝水もあります♪

↑滝水

それから釣り船草があり、ミツバチが、花の奥まで入っていましたね♪
奥に蜜があり、そしてミツバチのしっぽ辺りに花粉を付け、他の花で受粉するようです♪
共生ですね♪

↑釣り船草

そして白い花のみやませんきゅうがありますが、たくさんの白い花が集まり美しいです♪
裏から太陽を透かすとかなり美しいようです♪

↑みやませんきゅう

それからキブシがありました♪
昔はこのキブシは、お歯黒に使われていたとはナルホドです♪

↑キブシ

それから水引きがあります♪
これは赤白とあるので封筒の水引にそっくりなんですね。

↑水引き

そして「引き起こし」がありました♪
その昔、弘法大師が全国道中で、行き倒れに出会った際に、この「引き起こし」を飲ませると、この苦さで息を吹き返すので重宝していたようです。
確かに食べてみますが噛むと苦かったです(^_^;)
確かに引き起こされるかもしれません。

↑引き起こし

引き続き美しい川沿いを歩きます♪

↑川沿い

大きな木も川に留まっています。

↑川に流れ着いた木

↑美しい木々

なおこの川にはイワナとサンショウウオがいるとのことで、この少し深い場所はイワナの産卵場所とのことでしたね♪

↑岩魚の産卵場所

そして「うめばち草」という白い花が美しかったですね♪

↑うめばち草

そしてついに、高さ26メートルの第三の大滝に11時7分頃に到着しました♪
この迫力は素晴らしいです♪

↑高さ26メートルの第三の滝

↑第三の滝

しばらく鑑賞して、そして記念写真も撮りました♪

それから第二の滝は目指さず、元の道へ戻ります♪
川が分かれていて横倉沢とのことでしたね。

↑横倉沢

そしてゼンマイで一面で覆われているところがありました♪
マタギが採っているとのことでしたね。

↑ゼンマイ

なおマタギの山菜は京都の料亭へ運ばれているとは驚きました。
マタギは熊をやニホンカモシカを狩猟して食べたり、塩漬けにして保存していたようです。
イノシシはこの辺りは縄文時代にはいたようですが、現在はいなくなったようです。

それから秋のキリンソウが黄色で美しいです♪

↑キリンソウ

それから野紺菊も白と黄色で美しいですね♪

↑野紺菊

そして盗人萩があり、その種子がズボンにくっついて運ばれていました(^_^)

↑盗人萩の種

↑盗人萩

それからアカソがあり、これは茎が糸になるとのことでしたね。

↑アカソ

そしてウワバミソウの茶色の実が美味しくて秀逸でした♪
少しネバネバしていますが美味しくて、しかも栄養満点とのことで特にビタミンが多く素晴らしいようです♪
地元ではこれはミズと呼ばれるようです。
この近くにヘビがいるからウワバミと呼ばれるようです。
このウワバミソウの実を知っていれば、山で遭難してもブナの実とともに食べれば食いつなぐことができそうです。

↑ウワバミソウ

それからゴマナがありました♪
春の山菜となるようで白い花ですね。

↑ゴマナ

そして草ボタンがありました♪
葉が牡丹に似ているからその名が付いたようです。

↑草ボタン

そして子どものアオダイショウが目の前をくねくねと通ったのには驚きました!

それからガイドさんによると、せせらぎは、f分の1のゆらぎがあるようで、心が落ち着くようです。
森林治療というのもヨーロッパであるようで、ガイドさんは妻に叱られると心を落ち着けるためにせせらぎによく行っていたようです(^_^;)

そして、コタニワタリがあり、これは食べることができるようです。
綺麗な緑色の葉っぱです。

↑コタニワタリ

そして朽木にマイタケが群生していました♪
すごい!

↑マイタケ

大きなミズナラの木がありましたが、これは木目が綺麗なようです。

↑ミズナラ

そしてシダが群生していました♪
この辺りは水気が多いようです。

↑シダ

そしてこの辺りでは日が指してきて、木々の緑がより美しかったですね♪

素晴らしい♪

↑木々の緑

↑木々の緑

↑木々の緑

なおブナの木は木材としてはあまり利用価値がないようで、今ではパルプになって重宝されているようです。

それからこの辺りは腐葉土なので、地面が柔らかくて歩きやすかったですね♪

↑腐葉土

そしてタノシバの枝は良い香りがしてこれは癒やされます♪

↑タノシバの枝

朴葉は日本で一番大きい葉で、その木は刀の鞘や柄に使われているようです。

↑朴の木

それからブナの実は6.7年に一度豊作となるようですが、今年は不作なようです。
熊は食料不足となりそうです。
これを歯で割って、中の実を食べましたが、これは美味しかったですね♪
熊が大好きな理由が分かります。

↑ブナの実の殻

↑ブナの実

それから木にナタ目がありました。
1954年にナタで切って書かれていて、これはもう76年前となります。

↑ナタ目

↑ナタ目

そしてクロモジがあり、これはお茶となり香りが良いようです。

↑クロモジ

そして桂(かつら)があり、葉が甘い香りをしてましたね。

↑桂の木

↑桂の葉

そしてかなり戻って来て大回りに入りました♪

↑地図

↑案内

イワクニタケがあり、これは猛毒とのことです。

↑イワクニタケ

それから水飲み場がありましたが、甘く美味しいです!

↑水飲み場

直径1メートルあるブナ、つまり周りが約3mあればブナは巨木とみなされるようです。
またブナの皮には地衣類という菌類が付いていて、ブナと共生しているのが特徴ですね。

その巨木のブナが風で倒れると青空が広がり、そこの青空を葉っぱで占めて光合成ができるよう第2世代の競争が始まっていました。

↑青空

↑ブナの巨木が倒れる

↑倒れたブナの巨木の根

↑第2世代

このブナは浅い所に岩盤があったため根を深くすることができず、比較的大きな風で倒れてしまったようです。

ちなみに白神山地は少しずつ隆起しているようです。
元は海底火山で、凝灰岩のため柔らかい岩石のようです。

森林のはたらきの説明板もありなかなか興味深いです。
水を蓄える能力が高いんですね。

↑森林のはたらき

それからサルノコシカケもありましたね♪

↑サルノコシカケ

改めてこの辺りの緑も美しいです♪

↑緑が美しい

苔も美しいです♪

↑苔

そして大きな木には熊の爪痕がありましたね。
熊は木を登って新芽を食べるようです。
鋭い爪です。

↑熊の爪痕

↑熊がよじ登った木


 それから波打っているブナの木もありました。
この木が若いときに何かがあったようです。

↑波打っている木

それから地面が斜めの場所の木には、バランスを整えるために横に根が張るようです。

↑横に根が張る

それから白い毒キノコもありました。
かなり大きいです。

↑毒キノコ

秋のギンリョウソウがありました。
光合成せずにキノコの菌と共生し、幽霊草とも呼ばれているものですね。

↑ギンリョウソウ

それから朴の木の種が落ちていました♪
これはかなり大きいです♪

↑朴の木の種

そして湧き水源流がありました♪

↑湧き水源流

↑源流の先

そして赤いとちばにんじんがありました♪
薬草とのことであの養命酒にも入ってるとのことですね♪

↑とちばにんじん

そして大回りの終点となり、小回り方面へ進みます♪

↑地図案内

↑小回り方面の道

この辺りも木々の緑が美しいです♪

↑木々の緑

そしてブナの樹幹流がよく見えましたね♪
雨が降ると、ブナの木には上から下へ水が流れているのがよく分かります。

↑ブナの樹幹流

それからこの辺りの細い若い木は斜めに育っていることが分かります。

↑斜めに育つ

 実は雪の重みで冬場は、若い木は地面に対して水平に倒れるとは知りませんでしたね。
春に雪が溶けると起き上がるとのことで弾力性を保っているとは素晴らしいです。

 それから大きなナラノキがありました♪
ナラノキは水に沈むので運べないことから、切らずにずっと残っているとのことです。
ナルホド!

↑ナラノキ

そして大亀の木がありました♪
アジサイのような綺麗な花が咲くようで、この木も雪で倒れるようです。

↑大亀の木

そして山ソテツがあり、真ん中に幹があり胞子を出すようです。

↑山ソテツ

そしてレンタルしていたヘルメットを返し出発地点に戻り、約4時間にも及ぶツアーが終わりました♪

この白神山地は自然に恵まれ、その美しい川や滝を見れ、美味しい水を飲め、そしてガイドさんにより白神山地の植物や花などについてたくさん学び食べることもでき、とても楽しく勉強になりましたね♪
とても良い思い出です♪

また今後は第一や第二の滝、それから白神山地の西側の十二湖の辺りにも行ってみたいですね♪

白神山地のトレッキングは自然豊かでとてもオススメです!


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