いいね~おいしいね~

食べたり買って良かったもの等を実体験に基づき厳選紹介!ぜひご利用頂きより良い人生や日本経済等活性化につながれば幸いです♪

天文台へ行こう(古在由秀)

2009年08月14日 01時00分00秒 | 
<金曜は本の紹介>

「天文台へ行こう(古在由秀)」の購入はコチラ


この本は主に天文台について書かれた本ですが、ハワイに天文台が多い理由、日本国内の身近な天文台、天文台の歴史、世界の国立天文台、望遠鏡の仕組み、天文台で見る天体、恒星や星雲等について分かりやすく、詳しく書かれた本です。

 初心者にも分かりやすく書かれた本なので、とてもオススメです!!私も天文台へ行ってみたいと思います。


 以下は、この本のポイントなどです。

・ふつうの望遠鏡では、見る天体の方向によって、目の位置を変えなくてはいけません。天頂に近い天体では、目を真上に向けなければならないことがあります。また、地平線に近い天体を見るときは、望遠鏡の筒が水平になり、のぞきこむ位置が高くなるので、踏み台などを使わなければならなくなります。しかし、ぐんま天文台では、特別な仕掛けを使い、車いすの人でも、座ったまま望遠鏡で天体を見ることができるようにしてあります。

・東京の上野公園にある国立科学博物館のように、駅から近い場所で、一週おきですが、夜の観望ができる望遠鏡を持っているところもあります。しかし、ある程度大きな望遠鏡を設置しようとすると、空の暗い場所を選びたくなるのです。この点では、空の明るさとは関係ないプラネタリウムは、交通の便のよい場所に置けます。なお、ハワイのすばる望遠鏡の本体は、ヒロ市にある天文台の本部に予約すれば、昼間の決められた時間に、建物の中に入って見学することができます。

・ハワイのすばる望遠鏡は、日本の国立天文台に所属し、本部は東京都三鷹市にあります。そのほかに岡山県には口径188cmの反射望遠鏡を持つ岡山天体物理観測所、岐阜県と長野県の県境には乗鞍コロナ観測所、長野県には野辺山太陽電波観測所、野辺山宇宙電波観測所、岩手県には水沢観測所があります。

国立天文台には「天文情報公開センター」があり、国立天文台のホームページをつくったり、天文学についての質問に答えたりしています。三鷹の天文台の本部と野辺山宇宙電波観測所は、ふだんから一般の人に公開されています。ともに見学通路があり、展示室も用意されています。また、1年に1回、特別公開日があり、展示も充実され、職員も総出で来館者に対応します。三鷹の天文台には、口径50cmの望遠鏡がありいます。これを使って、特別公開日の夜と、隔週、金曜日か土曜日の夜に観望会もあります。なお、岡山天体物理観測所、水沢観測所でも、年1回の公開日があります。

・ハワイのすばる望遠鏡の土地賃借料は、1年に1米ドル。日本円にして100円あまりと、とても安いのですが、地主のハワイ大学に、観測時間の15%を渡さなければなりません。その観測時間の割り当ては、ハワイ大学でしています。そこで、ハワイ大学の研究者と協力して、すばる望遠鏡を使っている日本時もいます。カナリア諸島にあるヨーロッパ各国の望遠鏡も、観測時間の20%をスペイン側に渡さなければなりません。

・1等星と6等星の明るさには、100倍の違いがあります。しかも、1等、2等、3等という明るさの差が一定なのでなく、比が一定ということになります。そこで、一等の違いは、明るさでほぼ2.5倍の違いとなります。明るさが一等の差のある星からの、目に入る光の強さが、2.5倍ほど違うのです。今では5等差のある星の明るさの比は正確に100倍として、星の明るさをくわしく調べ、1.2等星とか、3.4等星とか、明るさが少数で表されるようになりました。すると、3.5等星は1.0等星の10分の1の明るさということになります。

・インターネットで公共天文台についての情報を得るには、検索などをして「公共天文台」という項目を探し、そこでリストアップされている天文台のホームページのアドレスを探りましょう。次には月刊の天文雑誌で探すことです。たとえば誠文堂新光社発行の「天文ガイド」には、「全国・天文イベント情報」という欄があり、100ほどの情報がのっています。このなかには、天文についての講演会、研究会、プラネタリウムが含まれており、連絡先の電話やファックスの番号ものっています。


<目次>
はじめに
第1章 ハワイにできた天文台
 すばる望遠鏡の開所式/星の瞬かない場所/ハワイよいとこ、一度はおいで/ハワイ諸島の成り立ち/雲の上のマウナケア/心はずむ思い/日本にも世界一流の観測装置を
第2章 だれでも利用できる天文台
 県立ぐんま天文台/観望に便利な望遠鏡/占有利用もできる/昼間も利用できる/交通の便と天文台
第3章 天文台の歴史
 中国から来た天文学/江戸時代の天文台/蕃所調所
第4章 世界の国立天文台
 日本の国立天文台/国立天文台の前身/グリニッジ天文台/パリ天文台/アメリカの天文台/ヨーロッパ南天天文台/カナリア諸島の天文台/国際天文台
第5章 望遠鏡のしくみとさまざまな望遠鏡
 望遠鏡の基礎知識/レンズの原理/レンズの明るさ/屈折望遠鏡/鏡での反射/反射望遠鏡/どちらを選ぶか/焦点を動かさない仕掛け/赤道儀/経緯台/案内望遠鏡/写真からCCDへ/光も電磁波/エックス線望遠鏡/電波干渉計/野辺山電波観測所/ALMA計画/インターネット天文台
第6章 天文台でどんな天体が見られるか
 望遠鏡の効用と星の色/月/月面の模様/惑星の公転運動/惑星の大きさ/地球より内側の惑星の動き/地球より外側の惑星の動き/惑星や衛星の見え方/小惑星/彗星/流星/人工衛星/占星術
第7章 恒星や星雲
 星の名前/星の明るさ/星までの距離/星のスペクトル型/表面温度/星の見かけの動き/太陽の動き/目立つ星/分光連星/食連星/見分けられる連星/星図と星表/星の誕生と若い星/死に絶えた星/銀河/メシエ天体
第8章 天文台をフル活用
 公共天文台/公共天文台の環境/公共天文台を探す/プラネタリウム/仮想天文台
第9章 天文学を学ぶ
 学校で習う天文学/天文学を専攻するには/大学院で学ぶ/天文で職を得るには
おわりに

面白かった本まとめ(2009年上半期)


<今日の独り言>
5歳の息子と川遊びしたのですが、思い切って川の中に飛び込みました。かなり冷たかったのですが、むっちゃ気持ちい~い!!沐浴って気持ちよいんですね!!

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする