広島に原爆が投下されてから66年たった。
当時小学4年生だった9歳のうさぎちゃんは75歳になった。
66年はながい。ながくて当たり前だ。小学生が後期高齢者になったんだから。がアットいう間に過ぎたようにも思える
亭主は日に日に弱りだ。唯々寝ていて、うさぎちゃんがはなしかけても解ったんだか解らないのかって感じだ。
どうしてこうも弱るのかと思う。
うさぎちゃんもここ2～3日前からめまいが酷くなりこけそうになる。が今ここで寝込む訳にはいかない。老々介護とはこういうことなんだ。
亭主は、もう帰りたいと言う元気もなく寝ている。痛痛しい限りだ。
ここしばらく亭主の弱りようは異常だ。昨日からうさぎちゃんと解っていると思うが反応しない。
寝ている様だが起きている。顔を寄せて言うとうなずく。
もう1カ月も点滴で命をつないでいるのだから。
西馬先生よりここ1カ月の弱りようは酷い。
レントゲンは悪くなっていない。検査する。
或いは波があるのかも？と言われた。うさぎちゃんがよくなるの信じていると言うと、先生は「そう信じることだ」と言われた。
また先生は延命治療はしないとも言われた。そういうとこまでいってしまったんだ。
帰宅願望の強い亭主に転院をどう伝えようかと思っていたが、それ以前の問題になってしまった。
何でこんなに弱ってしまったのか？
うさぎちゃんも痛いし、痺れて歩くのもままならないのを無理して行っているが、老々介護の辛さ身にしみて感じている。
ケアマネの日高さん産休に入るのでと代わりの大西さんと一緒に病院に来て下さった。なのに亭主は寝ていて起こしても起きなかった。
