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サツマイモ

2009-11-22 17:15:06 | 日記・エッセイ・コラム

 老人クラブのイモ掘り土が固くて切れたのが沢山あった。掘りながら今日は西本荘はどっこもサツマイモやなと言うぐらい切れたのが多かった。

 帰ってすぐいいのと切れたのとより分け5、6日干した。切れたのはすぐ食べようと思い忘れていた。ハッと気がつき見るとキズの処は一面カビだらけ。勿体ないが捨てた。

 戦中、戦後の物のないときご飯の替わりに来る日も来る日もサツマイモを食べた時期があった。この記憶がいまだに抜けなくてサツマイモは食べたくない。

 母が好きだったので裏庭で作ったり、老人クラブのも母に炊いたり焼いたりしていた。母が逝ってからは妹に持って帰って貰っていた。

 孫が2人になるまでの間、なってからと孫の世話で忙しく、近くにいるので孫がばあちゃん、ばあちゃんと来るので嬉しいらしくとんと来なくなった。

 仕方ない。残っているのもほっておくと腐るので、傷ますよりもと思い、大きいお芋1つを小さく切っていっぱいになる小さなレンジの蒸し器で蒸した。5~6分蒸すと出来上がる。

 食べてみるとアレ美味しいやん!小さい切れなので食後に1切れ、2切れと食べている。なくなるとまた蒸して食べている。これでやっと代用食のイメージから抜け出せた。

 それと言うのもこの頃あまり食欲がなくきちんと食事するのは日に一度、多くて二度ぐらい。だからサツマイモも食べられたんだ。食べてみると彼の時代に食べた味とは違って美味しくなっていた。 レンジでチンなので水分も適当にぬけてべちゃっとした感じが無く、あまりサツマイモという感覚なしに食べられる。

 当時は味よりも何よりご飯が食べたかったんだ。

 それが叶わなかったたんで、サツマイモもとんだ迷惑したもんだ。

 


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