現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

音が苦

2011-11-11 20:41:55 | 虚無僧日記
今時の音楽を聴きにライブハウスに行ってみた。

座席は わずか60席で、立ち見が40人ほど。
すし詰め。PA(音響装置)が、狭い部屋の
半分を占める。目の前に大きなスピーカー。

叩きつけるように打ち鳴らすキーボード、がなり
立てる歌声で、まず耳をやられた。室内は暗く、
ライトが客席に向かって点滅する。これで目を
やられた。

こうした音楽は、立って 手拍子 しながら聞く
ものらしい。だから椅子が少ないのだ。足と手を
やられた。

ボリュームはどんどん大きくなり、低音のリズムが
ガンガンと体に響く。これで心臓をやられた。
スモークが炊かれ、埃と煙で 喉もやられた。

ラストに向かって、ますますヒートアップし、
耳がつんざけそう。脳の思考回路もやられた。

ここでは、音楽は聞くものではなく、振動を体感
するものだった。私には「音が苦(おんがく)」、
苦痛でしかないのだが、意外にも、中高年が
多かった。

その何割かは 身内(家族、友達)で招待客のようだ。
これでは とても採算が合わないだろう。今時の
ミュージシャンも大変なのだ。

尺八は ノーマイク、ノー伴奏で、元手がかからず、
よっぽどいい。あらためて、尺八に感謝。

お江の孫娘は天皇に

2011-11-11 20:41:37 | 虚無僧日記
お市の三女「お江」は、秀忠との間に、千姫を頭に家光・忠長など
「2男4女をもうけた」と言われているが、早世した子もいれると、
4男5女となる。千姫の上には、前夫 秀勝の子「完子(さだこ)」が
いる。

「完子」は、淀君にのもとで育てられ、九条幸家(忠栄)に嫁ぐ。
そして、お江が秀忠に嫁し、秀忠が将軍となると、九条幸家は
関白に昇進し、徳川家と朝廷の間をとりもつ。そしてお江の
4女和子が、御水尾天皇に嫁いで、その娘が明正天皇となるのだ。

意外と盲点になっているが、足利3代将軍義満は、わが子義嗣を
天皇にしようとした。徳川3代将軍家光は、義満にならって、
自分の妹和子を後水尾天皇の后にし、その娘を強引に天皇にして、
天皇家と姻戚関係となった。

そして、足利義満も徳川家光も、対中国に対して「日本国王」と
称したのだ。私は足利義満と徳川家光の共通点に注目している。


「尺八と一休語りの虚無僧一路」のホームページも見てください。