現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

将来消えるもの=「男」!?

2011-10-20 20:57:00 | 虚無僧日記
「22世紀に 無くなっているものは?」の質問に

 「石油、公衆電話、今の日本語」(shiokarachazukeさん)

 「日本人。少子化問題は深刻です」(sango15sigo20さん)

 「男。遺伝子工学やクローン技術などが進み、効率的に種を保存できるようになるから」(cats222さん)

わかる わかる。
朝7時に地下鉄に乗ったら、女ばっかり5~60人。
男は私一人。「女性専用車両」に乗ってしまったか
と青ざめたが、今日は「日曜日」だから いいはず。
隣りの車両を見ても、男は2人だけだった。

夜 10時 11時を過ぎても、名古屋駅前は、若い女性が
闊歩している。全体の9割は女だ。

朝、登校していく小学生、中学生、高校生の列を
見ても、女性ばかりが目立つ。

昼、レストランに入れば、これまた 女性ばかり。

いったい全体「殿方」は いずこへ?

今や「女子力」の時代。
早朝、栄・錦のあたりを通ると、酔っ払った若い
女が、ホストに抱きかかえられている。今や女が
男を買う時代。

近い将来、ip細胞やら、クローン技術で 人間は
作れるから、男は要らないのだそうだ。

世界の人口は70億を超えて、食料危機が騒がれる。
男は、国家間の食料争奪戦に狩り出されて、(男)
同士撃ちして絶滅。これで20億人の男がいなくなる。

そんなシナリオが、着々と進行している。私も
まもなく消えていく一人。オンナはおそろしや。

ミンボーとビンボー対決

2011-10-20 20:06:34 | 社会問題
伊丹十三監督の「ミンボーの女」という映画があった。
「ミンボー」とは「民事介入暴力」のこと。

今、「暴力団排除条例」が施行されて、暴力団との
関わりを拒絶するよう、指導がされているが、その
“仕返し”から、警察はどこまで守ってくれるの
だろうか。

昨日、「東急建設」に1億円要求した○暴関係者が
逮捕されたというニュース。なんと「暴力団排除条例」
施行後“初”のケースだそうだ。おいおい、こんな
事件ゴマンとあるだろうに、たった一件だけ?

以前の話だが、チンピラにからまれて、その場で
ケータイでケーサツに電話したが、「それで、今、
アンタは怪我でもしたのかね」「いや、まだ」と
言ったら「バカヤロー!ケーサツは、ケンカの仲裁
なんかに、いちいち行ってられるか!」ガチャン。

脅されただけでは、逮捕できない。脅されたという
証拠が必要なのだ。

伊丹十三は、「ミンボーの女」の映画発表後に、
暴力団関係者に刃物で斬られた。上映館もスクリーンを
切られるという被害を受けている。

暴力団と手を切ろうとして、建設現場に銃弾が撃ち
込まれたり、阪和銀行副頭取や住友銀行名古屋
支店長が射殺された事件もあった。

今年2月には「清水建設」の現場事務所で社員が
銃撃されて軽傷を負ったほか、企業を狙った拳銃
発砲や手榴弾の投げ込み などが 連発している。

いずれも、犯人が逮捕されたという話は聞かない。
逮捕しても、数年で出所してくるから“お礼参りが
怖い。

めんどうを避けるには、「金品」を渡すか、金の
無い「ビンボー人」は、「命」を張って戦うかだ。
やっつけた場合、逮捕されるのは「ビンボー」の方だ。

氷川きよし「会津の小鉄」

2011-10-20 20:05:55 | 会津藩のこと
京都の暴力団の名は「会津小鉄」一家。なぜ「会津」?

初代の「会津小鉄」は、本名「上坂仙吉」、幼名「鉄五郎」。

文久2(1862)年、会津藩主松平容保が京都守護職として
上洛した際に、宿所の手配など、下請け業務を請け負った。

小柄なことから小鉄の異名をとる。全身に70ヶ所もの
刃傷があり、左手は親指と人差し指しかなかったほどの
暴れ者だったが、義侠心あり、慶応4年 鳥羽伏見で
会津藩が負けると、その遺体を、官軍の制止を振り切って
京都黒谷の金戒光明寺に埋葬した。

初代と二代「小鉄」の墓も金戒光明寺の中にある。
立派な墓だ。

会津人にとっては、恩義ある「博徒」であり、私も
「会津藩墓地」に詣でた際は、必ず墓前に参る。
「会津会」としても、彼の功績を顕彰している。

さて、「暴対法」と「なんとか条例」によると、この
暴力団員を祀ることもいけないそうだ。


「会津小鉄一家」は、3代目が 昭和10年(1935年)に
亡くなると 途絶えていた。

それを、40年も経って、昭和50年(1975年)に、中島連合会
会長の図越利一が、「会津小鉄」の名跡を復活させ、現在
「6代目」は「馬場美次」。

なんかもう、会津とは関係が切れて、名前だけが残って
いる感じだべ。


「京山幸枝若」で『会津の小鉄』という歌があり、
「氷川きよし」がリメイクして歌っている。


 梅の浪花で 初声上げて
 度胸千両の 江戸育ち
 何の世間が 笑おうとままよ
 やくざ渡世に 「五尺の体」

 かけた京都の
 かけた京都の 会津部屋

 義理と人情が 男の道と
 いつもささやく 加茂川の
 水の流れに 白刃をかざし
 恋も情けも 笑顔ですてる
 泣くな未練の
 泣くな未練の 川千鳥

 引くに引かれぬ 男の意地で
 どうせ すて身の 稲荷山
 咲いた花なら 一度は散るさ
 のぼる朝日が 草木をそめて

 男小鉄の
 男小鉄の 晴れ姿


「氷川きよし」さん 大丈夫ですかな。暴力団を賛美する
歌なんか歌って、今はヤバイよ。




「会津虎徹」こと「三善長道」

2011-10-20 20:05:42 | 会津藩のこと
新撰組局長「近藤 勇」の刀といえば「虎徹(長曽禰興里)」。

「今宵の虎徹は血に飢えている」、というセリフで有名
な「虎徹」だが、あれは“ニセモノ”だったとか。実は
無銘だったが近藤が「虎徹」と思いこんでいたとか。
さらに、「二代目虎徹」だったとも。出所についても
諸説ふんぷん。京に行く前に江戸の刀屋で贋物を掴まされた
とされるが、養父には「鴻池から貰い受けた」と語っている。

いずれにしても、近藤勇の愛刀「虎徹」は現存していない
ので、真贋は不明。

その近藤勇は、池田屋事変の褒美として、会津藩主より
「陸奥大掾三善長道」の刀を拝領している。「三善長道」
は「会津虎徹」と言わていたから、これも「虎徹」だ。

残念ながら、これも伝存していない。

「会津虎徹」こと「陸奥大掾三善(みよし)長道」の初代は、
江戸初期の会津の刀工。祖父は、伊予松山の刀鍛冶で、
藩主の加藤嘉明が伊予松山から会津へ転封に伴い、移住した。

作風が「虎徹」に酷似していたという。「虎徹」と同様に
「最上大業物十三工」に数えられ、切れ味に定評があった。



贋作を掴まされても、

2011-10-20 18:23:06 | 虚無僧日記
「武士の魂」であるはずの「刀」だが、刀鍛冶や刀屋は、
昔から 侍を欺くとんでもない連中ばかりだ。「銘」が
あっても「偽せもの」だという。

刀には、身を切るほどの精神的鍛錬が込められている
はずだから、刀工も研ぎ師も清廉潔白、一点の曇りも
ない人格者であろうと思うのは、私の思いすごしか。

人気テレビ番組の「なんでも鑑定団」に出てくる刀は
たいてい「贋作」だ。

「贋作」が多いから「鑑定士」が現れるが、その
「鑑定書」が信用できないというのだから話にならない。

最も信用あるとされる「(財)日本美術刀剣保存協会」
発行のものでも、かつて出していた「認定書」というのは、
今は「信用薄い」そうだ。

最近、同協会発行の「鑑定書」付きの刀を200万で
購入して、再度鑑定を依頼したら「贋作」とされたとの
トラブルも発生している。

目黒の私の生家の近くに「刀の研ぎ士」がいた。「刀を
研ぎに出したら、転売された」として訴えられていた。
信じられな~い。

会津藩士であった当家にも、「無銘」だが、会津の刀工
「三善(みよし)長道」作と伝えられる刀が3振りあった。
「鑑定」の結果は、全部「No!」。30~40万との査定。

そしてさらに、退職金で「兼元」を 150万で買った。
初代は「関の孫六」として「之定・兼定」と並び称される
室町時代の名工だ。だがその後の「兼元」は何人もいる。
当然「孫六」ではないと判って買ったのだが、他の店で
観てもらったら、 15万の価値しかないという。愕然。

それでも、騙されてでも、刀が欲しいと思う私。そう
させるのは、いったい何なんだ!

「カタナ、よくカっタナ、よカっタナ、たかカっタナ」

塩田剛三

2011-10-20 12:46:51 | 虚無僧日記
「植芝盛平」の弟子塩田剛三の映像がまたすごい。

塩田もまた、身長 154cmという小柄。彼の演武を観た
ロバート・ケネディが「投げ飛ばされる側は演技では
ないか」と疑って、自分のボディガードと立ち合わせる。
その巨体を、塩田はいともカンタンにねじ伏せてしまう。

「塩田剛三」は 反射神経を鍛えるため、水槽の中を泳ぐ
金魚の動きに合わせて左右に動くという訓練を8年間に
渡って続けた。その結果、塩田は超人的な反射神経と
集中力を体得、視界から消えるとまで評された体捌きを
完成させたと言う。

自動車にはねられそうになった瞬間 無傷でかわして
のけたという。

「呼吸力を出すためには足の親指を地面に食い込ませる
ように立たなくてはならない」と。靴を履いて玉砂利の
上を歩いた時、足跡は 親指にあたる部分が特にへこんで
いたという。

「実戦では当身(あてみ)が七分で技(投げ)三分」と。
相手の喉を指一本で突いて悶絶させたり、後ろから襲って
きた相手に肩をぶつけて吹き飛ばすといった、多彩な
当身(あてみ)技を披露している。

超能力、神業(技)と言われるが、すべては人体の構造を
研究しつくした上の、理にかなった技なのだそうだ。

お葬式の費用はお香典で

2011-10-20 09:28:50 | 虚無僧日記
桜さんからコメントをいただいた。
「お葬式は、お香典でなんとかまかなえるようですよ。
参列者の数により、お葬式の規模を決めますので」と。

そうそう、30年も前、私の元妻の祖父の葬儀は、自宅で、
身内だけで行った。妻も義母も一人娘だから、近しい
親戚はほとんどいない。密葬でも、お寺さんへの布施、
葬儀屋への謝礼で、当時180万ほどかかった。そんなこと
なら、遠い親戚、隣り近所にも知らせて、皆さんから
「お香典」をいただけばよかった。お香典は「助け合い」の
制度かとつくづく思った。

最近知り合ったFさん。お母様が亡くなられて、参列者
400名以上。49日を終えて、「お香典返し」はすべて同額
返した。だから、自分の負担した出費は 400万だった
とのこと。

岐阜県の○○地方は、「お香典返し」は しないのが
慣習らしい。理解はできるが、他県からわざわざ
駆けつけた人に「香典返しはいたしませんので、
“記帳”は結構です」の言葉に、何か釈然としない
ものが残ったと、ある人の弁。