私が 保険会社に入社した頃、「個人年金」なんて
なかなか売れなかった。給料が毎年1割、2割、
3割もアップするようなインフレ。貨幣価値は
どんどん下がる。当時「30年で100万貯めましょう」
なんて言っても、「30年後の100万なんて、知れてる。
1ヶ月分の生活費だろ」と反論されたものだった。
昭和50年代のバブル期、「年金」が売れ始めた。
そこで、こんな「年金の販売話法」を考えた。
「お子様は、何人ですか? お一人?お二人ですか。
それはそれは、お子様の将来も楽しみですね。
もう一人『養子』を 育てていただけませんか。
その子の名前は『年金(としかね)』って言うんですが。
いい子ですよ。育てるのに、食費も学費も、服も
要らない。ただ、子供育てるのに、月4~5万は
かかるでしょう。もう一人子供ができたと思って、
毎月5万円を私どもに預けてください。
自分たちの老後は、なかなか 子供たちは頼りにならない
ですよね。そんな時、この『としかね』君は、上の
お兄さん、お姉さんに代わって、ご夫婦の老後を
ずっと面倒みてくれるんですよ~」
というわけで、年間60万。25年で 1,800万。
子供一人育てるのに2,000万はかかる。2000万
掛けて、「個人年金」なら、2500万以上にもなる。
私を信じて、ご契約いただいた方は喜んでおられる
ことだろう。
かくいう私は「紺屋の白袴」。お国の年金で食い
つないでいる。もうそんな「とし(歳)かねぇェ」。
なかなか売れなかった。給料が毎年1割、2割、
3割もアップするようなインフレ。貨幣価値は
どんどん下がる。当時「30年で100万貯めましょう」
なんて言っても、「30年後の100万なんて、知れてる。
1ヶ月分の生活費だろ」と反論されたものだった。
昭和50年代のバブル期、「年金」が売れ始めた。
そこで、こんな「年金の販売話法」を考えた。
「お子様は、何人ですか? お一人?お二人ですか。
それはそれは、お子様の将来も楽しみですね。
もう一人『養子』を 育てていただけませんか。
その子の名前は『年金(としかね)』って言うんですが。
いい子ですよ。育てるのに、食費も学費も、服も
要らない。ただ、子供育てるのに、月4~5万は
かかるでしょう。もう一人子供ができたと思って、
毎月5万円を私どもに預けてください。
自分たちの老後は、なかなか 子供たちは頼りにならない
ですよね。そんな時、この『としかね』君は、上の
お兄さん、お姉さんに代わって、ご夫婦の老後を
ずっと面倒みてくれるんですよ~」
というわけで、年間60万。25年で 1,800万。
子供一人育てるのに2,000万はかかる。2000万
掛けて、「個人年金」なら、2500万以上にもなる。
私を信じて、ご契約いただいた方は喜んでおられる
ことだろう。
かくいう私は「紺屋の白袴」。お国の年金で食い
つないでいる。もうそんな「とし(歳)かねぇェ」。