現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

馬の耳に念仏

2011-10-06 14:52:32 | 虚無僧日記
中日新聞「今日の運勢」
「善言を聞いても、感動が無ければ、馬の耳に念仏」

「運勢」というより、格言で 気づきを与えてくれる。

明日「朝起会」で演談。原稿書きに四苦八苦。
いくら善いことを語っても、受け止める人は さまざまだ。
「感動を与えなければ、馬の耳に念仏」とは、耳が痛い。

中日新聞連載の五木寛之『親鸞』。まさに親鸞の法話も
武士や山伏には「自分の存在を脅かすもの」として、
排除すべきものとなる。

明日10/7は「(社)実践倫理宏氏正会」の『継踵
(けいしょう)の日』。昭和47年の今日(10/6)、
先代会長が亡くなられ、翌7日が、現2代目会長に
引き継がれた日というわけ。

先代会長は、広島で被爆し、不自由な体で、日本人の
心の復興を説くため、リヤカーに ガリ版摺りの
自著の本を乗せて、広島から金沢へと売り歩いたという。
えらぶるところも無く、どこにでもいるような“好々爺”で、
誰からも慕われたそうな。

そして、会員100万人を要する「朝起会」を立ち上げた。
それでも、ネット社会の今、インターネット上での
「朝起会」に対する誹謗中傷はすごいものだ。人として
生きる 当たり前のことを言っているのだが、傍目には
「狂信的、カルト教団」に映るらしい。

当たり前のことが、当たり前に通らなくなった時代に
こそ恐怖を感じる。その一方、古参会員は古参会員で、
そんな世の批判には「馬耳東風」。ひたすら倫理の道に
まい進している。

猫に ごはん

2011-10-06 08:45:48 | 虚無僧日記
毎朝行く喫茶店の駐車場で、ノラ猫が4匹の仔猫を産んだ。
「困った、困った」と言いつつ、見守る近所の人たち。
1ヶ月も過ぎて、30cmほどの大きさになった頃、親猫が
駐車場の片隅で死んでいた。車に轢かれたか。

母親を失った仔猫たちに同情して、誰かが秘かに
餌を与えているようだ。だが・・・。

ごはんに鰹節をまぶして、容器に入れてあった。
「猫に鰹節」というが、食べない。猫用のペット
フーズも、食べ慣れないのか、残している。

はて、この仔猫たちの「小判(欲しいもの)」は
なんだろう。

喫茶店の帰り、 トーストの耳をちぎってやったら
食べた。以来毎日、私の足音を聞きつけて、どこ
からともなく出てくる。白と、黒白に三毛が2匹。
それぞれ性格も違って面白い。

「猫に小判」ならぬ「ごはん」も無用?

「マタタビ入りのクッキー」もダメだった。
マタタビは臭いを嗅いで楽しむもので、食べる
ものではないらしい。

ノラ猫4兄弟。いつまで寄り添って生きれるやら。