現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

9/10 平和福祉会

2008-09-09 22:47:46 | 虚無僧日記
毎月10日は、中区の平和福祉会訪問。

毎回出し物を工夫している。尺八で『瀬戸の花嫁』と
『見上げてごらん夜の星』を吹いて、姫ローズの二人が
華やかな衣装をつけて、フラダンス調に踊ってくれた。
私も薄くなった髪に花飾りを付け、レイをかけてもらって。

そして庄三さんと「浜辺の歌」など童謡唱歌を合奏。
庄三さんは、昔尺八を習っていたが、10年前に脳梗塞で
倒れ、左半身不随となった。いつも暗く沈んでいたが、
半年前から、私の尺八を聞いて、もう一度吹いてみたい
という気になったという。毎日ひそかに練習し、7月に
尺八を持ってこられた。震える手で、ツーツレーレと
音が鳴った。周囲の暖かい拍手を受けて、庄三さんに
笑顔がもどった。それから毎月10日を楽しみに、また
励みにして毎日練習しているという。

庄三さんが持参された楽譜の中に、私の師、堀井小二朗
の『二十四の瞳』があった。9/23 能楽堂で吹く曲だ。
最後に思いをこめて『瞳』を吹く。
「大石先生が 戦争で亡くなった教え子の墓の前で
手を合わすシーンで流された曲です」という説明に
涙ぐむ人も。尺八は、過去の記憶を呼び覚ます。

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童謡の風景

2008-09-09 10:34:51 | Weblog
敬老の日が近づいてきた。今年は三箇所に呼ばれて
いる。お年寄りには「童謡」というのも、なんか
“幼稚”じみているのだが、童謡が一番うける。
歌詞がなくとも みんな口ずさんで歌える。昔を
思い出して涙を流す方も。童謡はなぜか もの悲しい
歌が多い。

中日新聞連載の「童謡の風景」は、私の疑問を
いろいろ解きほぐしてくれた。

まず「カラスの七つの子」。7羽ではない、7歳
なのだ。7歳のカラスだったら 立派な成鳥だ。
七つの子は、野口雨情の子供のことをカラスに
例えて歌ったのだった。

「雨降りお月さん」。雨なのに月。「お嫁に行くときゃ、
誰と行く・・・一人で唐傘さして行く」淋しい歌だ。
野口雨情の娘が、亡くなったのだ。娘はお月様に
娶られていったのだ。“雨”は 雨情の涙だった。

軍歌の代表曲のような『戦友』。外国人が聞けば、
「こんな厭戦歌がなんで軍歌なのだ}というそうだ。
この歌もれっきとした唱歌だった。「言文一致(会話
体と文章を一致させる)運動」の一つとして、教育用
に発表された歌とのこと。
「しっかりせよと抱き起こし」「それじゃ行くよ」と、
「友を失いながらも お国のために戦う」ことを子供に
教え込むために、口語体を使った画期的な詩だったそうな。

ある会で「同期の桜」を尺八で吹いたら、一瞬、場内が
凍りついた。いつもなら、みな手拍子が出るところだが、
誰も歌わない。共産党系の集まりだった。冷や汗である。
聞き手に合わせないと、とんでもない失敗をする。

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黄金虫はアブラムシ

2008-09-09 10:00:12 | Weblog
中日新聞に連載されている「童謡の風景」は
意外な話ばかりで面白い。

「黄金虫は金持ちだ、金蔵建てた、蔵建てた」
の黄金虫。あの光沢のある緑色の虫だとばかり
思っていたら、作詞の野口雨情の生地 茨城では、
なんとゴキブリのことだったという。

貧しい時代だ。ゴキブリは食べ物が有る所に
出没する。つまり、ゴキブリが出る家は 裕福な
家なのだ。

「蔵建てた」のあとの歌詞は忘れていた。
「飴屋で水飴買ってきた」だった。

ところで、緑色の黄金虫だが、今年随分見かける。
私の住むマンションの階段に、2、3匹は居る。

今夏、徳島の板東駅では、トイレに飾られていた
アザミの花に6匹も群がっていた。

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大麻の吸引は罰せられない

2008-09-09 07:36:43 | 社会問題
以前、オランダに行った時「喫茶店(コーヒーショップ)は
マリファナや大麻を吸う場所だから 入らないように」と
注意された。オランダでは、大麻は、煙草やアルコール
より危険度は少ないとされ、喫茶店でコーヒーと同様に
買えるのだ。

そのせいで、オランダから帰国したら、成田の税関では
検査が特に厳しかった。お土産にもらったチョコレートの
箱の中まで空けて調べられた。

日本では、大麻は 「生産と所持」が規制されているので
あって、「吸引」では罪にならないそうだ。知らないで
オランダの喫茶店に入って、他人が吸引していたのを
吸うこともあるからだ。

露鵬と白露山も、「陽性反応」だけでは検挙できない。
家宅捜索で所持の証拠が出ない限り、『大麻取締法』
では罰せられないという。「検挙されたわけでもない
のに、マスコミが騒ぎ過ぎる」という声も。一般的に
も、陽性反応だけでの解雇は異例とのこと。マスコミ
踊らされて、角界も浮き足立って酩酊状態か。

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