小父さんから

ミーハー小父さんの落書き帳

ジョン・ウェインの映画『騎兵隊』(The Horse Soldiers 1959年 米) / NHKBS

2024年03月16日 | 映画
南北戦争の戦いの一つビックスバーグの包囲戦の指揮をとったベンジャミン・グリアソン将軍がモデルになっている。

 私が小6の時公開されたものだが、たぶん映画館の予告編でも見たのだろう?当時、騎兵隊って、なんとカッコいいんだろうと思っていた。

 それから64年経った今、複雑な気持ちで観ていた。我が国の関ケ原の戦いを思ったり、ロシアとウクライナの近代戦争を思い出したり・・・。お芝居をしている映画とはいうもののピーター・ポール&マリーが唄った悲惨な戦争も頭の中を流れていた。

 映画の中で南軍地域の人たちが北軍の騎兵隊を揶揄するのに「ヤンキー!」と叫んでいたことが印象的だった。映画の中で流れる幾つかの音楽は何度も聞いたことがあるものばかりだ。暗い物、悲惨な作品はたいがい観るのを止めてしまうのだが何か惹きつけられるものがあった。




あらすじ
 南北戦争中の1863年、北軍は南軍の拠点の一つであるミシシッピ州ヴィックスバーグの攻撃を決定、ジョン・マーロー大佐(ジョン・ウェイン)は敵の補給を断つためにニュートン駅を破壊する任を命ぜられた。それは、南軍の領土に深く入り込む危険な作戦だった。マーローの部隊に配属される軍医のケンドール少佐(ウィリアム・ホールデン)。だが、マーローは、なぜか医者を毛嫌いしていた。

女主人ハンナ(コンスタンス・タワーズ) 
 
 進軍中、とある農園に宿泊するマーロー部隊。女主人ハンナが士官たちをもてなしたが、それは、作戦を盗み聞きして南軍に密告するための計略だった。南部生まれのハンナは北軍を憎んでいたのだ。ハンナと女中のルーキーを捕らえ、隊に加えて出発するマーロー。

 脱走を図ったり、じゃじゃ馬なハンナ。だが、戦闘の際には、ハンナも看護助手として献身的に働いた。ニュートンの町を制圧したマーローの部隊は、補給路を経つ為に駅を破壊し、線路に焼きを入れて使用不能にした。

 マーローの医者嫌いは、過去に誤診で妻を亡くした為だと知るハンナ。素っ気なく振る舞いながらも、ハンナは、次第にマーローに好意を持ち始めていた。~ウイキペディア


南軍の16才以下の幼年学校の子供たち
  

 来た道を戻らずに、更に南下して安全なバトンルージュに抜けるルートを選択するマーロー。道中は全て南軍の領土だ。近隣の士官学校から出撃する南軍兵士たち。それは16才以下の幼年学校の子供たちだった。発砲することなく、退却するマーロー部隊

 危険な沼地を突破して、バトンルージュに至るマーロー部隊。橋を渡れば北軍の領土だ。だが南軍は、橋の向こうの無人地帯に大砲を設置し、待ち伏せていた。決死の強行突破で南軍を倒すマーロー部隊。だが、更に後方からも南軍が迫って来た。動かせない怪我人に付き添って、敢えて南軍側に居残るケンドール医師。ハンナに別れを告げて、マーローは橋を爆破し、任務を全うした。


騎兵隊 (1959) ジョン・ウェイン & ウィリアム・ホールデン
 ミッチ・ミラー合唱団
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4 コメント

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騎兵隊 (FUSA)
2024-03-17 10:55:42
公開時、主題歌もヒットしましたし、当時随一の人気スターだったウィリアム・ホールデンも出演した大作なんですが、戦後間もない頃の騎兵隊三部作と比べて、なぜか印象が弱いんですよね。不思議な感じですが、やはりシナリオが弱かったのかなぁと。
ただ、新人のコンスタンス・タワーズは良かったですね。フォード監督も好印象を持ったのか、次の「バファロー大隊」にも起用しましたね。
FUSAさんへ (小父さん)
2024-03-17 18:31:43
騎兵隊三部作って「黄色いリボン」、「リオ・グランデの砦」なんですね。
自分のブログをめくってみると「リオ・ブラボー」は何回も出てきますが(笑)、この二作品は観ていなかったです。

>やはりシナリオが弱かったのかなぁと。

そうなんですか!

映画の中でコンスタンス・タワーズの存在は面白かったです。
名前も初めてみましたが、ウイキペデイアには英語版しか出ていなかったです。
1970 年代にかけて数多くのブロードウェイ作品に出演したのだとか。

日本人には馴染みが薄いのでしょうか?

そんな女優のことまでよくご存じなんですね。
騎兵隊三部作 (FUSA)
2024-03-17 20:49:44
騎兵隊三部作というのは、古い順に「アパッチ砦」「黄色いリボン」「リオ・グランデの砦」の3本のことです。それぞれ特徴があって面白いですよ。
FUSAさんへ (小父さん)
2024-03-17 22:10:59
騎兵隊三部作についてまたコメントいただき、有難うございました。

上に書いています表現とは違いますが、私としては感動したのだと思います。

最近、西部劇を観る気はあまり起こりませんが、騎兵隊三部が放送されたら是非観ようと思います。

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