小父さんから

ミーハー小父さんの落書き帳

映画 『アラビアのロレンス』(Lawrence of Arabia1962年、英)

2016年02月23日 | 映画
左からハウェイタット族のアウダ・アブ・タイ役のアンソニー・クイントーマス・エドワード・ロレンス役のピーター・オトゥールそしてハリト族のアリ役のオマー・シャリフ       
 
 序曲、休憩、終曲も入る長い映画なので昨日と今日の2日がかりで観た。BSプレミアムの13時から流れる映画はだいたい色あせたものが多いが綺麗だなと思っていたらFUSAさんのブログ4Kレストア版で放送されていたことを知り納得した。遅い!(笑)。  

 下の最初の映像なんて、劇場でもそうそう見れるものではないよね。砂漠に鉄道を走らせ機関車を爆破させたり馬やラクダの莫大な戦士の進軍がCGではなく本物でロケをやっているんだからその迫力には圧倒される。ロレンスは最後にアラブ反乱軍を率いてダマスカスを落としオスマン帝国の知事の降伏させる。

 現代の北にトルコ、東にイラク、南にヨルダン、西にレバノン、南西にイスラエルと国境を接し、北西は東地中海に面して首都をダマスカスに位置するシリア・アラブ共和国の問題の一端も分かった気になる映画だ。

 観終るまで約230分の満ち足りた時間だった。これを家電屋さんに陳列されている4Kテレビで観たら劇場より綺麗なんじゃーないかな!?(笑)

 
 
地平線の彼方の蜃気楼が次第に黒い人影となるまでの3分間  


オスマン帝国のヒジャーズ鉄道の線路に爆弾を仕掛けて機関車を爆破して猛襲する




  


アラビアのロレンス 予告編
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8 コメント

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Unknown (ree)
2016-02-24 04:08:32
面白そう!!
小父さん、よく沢山の映画をご存知ですよね~。
1962年でこれだけ大掛かりの映画が作成されたってのもすごいですね。

こちらの銀行に・・・だと父ちゃんにばれちゃうじゃないですか(笑)?
内緒の貯金なんですよ。
ゆうちょか・・・でも日本在住じゃないと新しく口座が開けないんですよね。
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この映画 (イジー)
2016-02-24 08:51:13
例のラブストーリーを一緒に観に行った友達と観たんですが
よく理解できなかった事が記憶に鮮明です^^;
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スクリーン (FUSA)
2016-02-24 10:08:26
テアトル東京だったと思いますが、70mmの大スクリーンで見てただただ圧倒されたことを覚えています。今は大型スクリーンがなくなってしまい、寂しい限りです。
この当時まではスペクタクル映画は実際にロケで再現していましたから、西部劇なども、今見たら信じられないほどのスケールのアクションシーンがある映画がたくさんありますね!
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Unknown (shinkai)
2016-02-24 14:54:19
こんにちは!

懐かしいですねぇ、この映画! 監督がデヴィッド・リーンでした。
彼の他の作品に「ドクトル・ジバゴ」「ライアンの娘」「戦場にかける橋」そしてヴェネツィアを舞台の「旅情」もありましたっけ。
ウィキをちょっと覗いたら、白黒映画でも結構見ているのがありました。

「アラビアのロレンス」ドクトル・ジバゴ」も、まさに大河がとうとうと流れる様に、背後の風景自体が物語る美しさで圧倒されますよね。
それも昔は、70mmの大スクリーンでした!!

ロレンスのした事は英国軍人としては少し逸脱していたのではないかとも思うのですが、それ以上に映画が語ってみせるロマンスに魅せられましたよね。
ピーター・オトゥールのあの長身に白いアラビア風衣装が良く似合い、そしてあの青い目が本当に素敵でした!!

新しくデジになって出ているのですね。ならばこれはまだDVDをもっていないので、新しいのを買い込んで、我が家の4Kで楽しむ事に致しましょう。うひひ。
小父さん、情報、有難うございましたぁ!


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reeさんへ (小父さん)
2016-02-24 17:49:08
>面白そう!!

この映画はあまりにも有名なので何年か前にテレビで一度だけ観て、これが「アラビアのロレンス」という作品か!と
映画に触れただけで満足していました。

映画ですからフィクションもあるでしょうが、ストーリーの大きい部分は多分史実から来ていると思います。

トーマス・エドワード・ロレンス(1888年8月16日 - 1935年5月19日)
https://goo.gl/aUdgzW は実在の人物です。

wikiにはたいがい映画の制作規模が載っているんですが、この作品はないですね。
いや、人とお金と時間は相当かかったでしょうね!

>こちらの銀行に・・・だと父ちゃんにばれちゃうじゃないですか(笑)?

はっはっは、国の収入は税収で年約40~50兆円それに対して今までの借金額は1058兆円。
世界の借金大国ランキングでも
1位 日本 246.42%
2位 ギリシャ 177.19%
3位 ジャマイカ 140.64%
4位 レバノン 134.41%
5位 イタリア 132.11%
6位 ポルトガル 130.18%
7位 エリトリア 125.33%
----------------------------------
※アメリカは14位 104.77%

群を抜いていますよ。
経済破綻する前にアメリカを選んだ方が私はいいと思います(笑)
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イジーさんへ (小父さん)
2016-02-24 18:01:36
>この映画よく理解できなかった事が記憶に鮮明です^^;

おっしゃることよく分かります。

史実を元に制作されていますが、
allcinemaのページから抜き書きすると

「1916年、カイロに赴いている英国陸軍のロレンス少尉は、トルコへの反乱に意気込むアラブ民族の現状を確かめに向かった。そこで彼は反乱軍の非力を痛感し、アラブ種族をまとめ上げてゲリラ戦へ打って出ることに。やがて、トルコの一大拠点を巡って激闘を展開し、勝利する。そして、再びゲリラ戦の指揮官として新しい任務を与えられ、トルコ軍を打倒する。

1914年、第一次大戦中のアラブ。砂漠の利権を狙い侵攻するトルコ軍とアラブ人たちとの激突、大英帝国の介入と、激動するアラブ社会に突如現れた英国人T・E・ロレンス。ドラマは、砂漠とその民を深く愛し、しかし英国人であるがために深い挫折に追い込まれていく青年リーダー、ロレンスの苦悩を中心に、砂漠の一大戦争スペクタクルを展開していく。」

アラブ民族の国を作るというロレンスの約束にたいして、結果、英仏が分割統治をしたようですね!
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FUSAさんへ (小父さん)
2016-02-24 18:12:00
>70mmの大スクリーンで見てただただ圧倒されたことを覚えています。

昔はよく70mmという言葉を耳にしてましたね。
私はいつまでも記憶に残っているのは「西部開拓史」のシネラマ映像です。
画面全体を首を横に振らなければ見えなかったような!
「これは何だ?」と思ったものです。

ところが、今は70mmも無くなったんですね。

allcinemaを今読んでいましたら
「ベドウィン族の戦闘部隊が一瞬の内に一村を壊滅させるシーン、疾走する列車を爆破するシーン他、その迫力は今なお圧倒的で、今日では絶対撮影不可能とまで言われている。」
とありますね。

というか、FUSAさんが言われるように当時のスペクタクル映画は現代ではすべて
制作が不可能でしょうね。

それだけに、このダビングも時たま取り出して楽しみたいと思っています。
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shinkaiさんへ (小父さん)
2016-02-24 18:39:37
こんにちは

うわー、小森のおばちゃま(映画評論家)みたいにお詳しいですね(笑)

私は映画はほとんど主役と準主役くらいしか見ていなくて監督はほとんど認識していません。

ですが、旅情 Summertime (1955)は何回も観たし、戦場にかける橋 The Bridge on the River Kwai (1957)も見入りましたね。

ドクトル・ジバゴはあまりにも有名なのに知らないです。

今後は監督・デヴィッド・リーンに気をつけておきます(笑)

>まさに大河がとうとうと流れる様に、背後の風景自体が物語る美しさで圧倒されますよね。

なるほど。
最近の邦画でも背景の美しさにしばし見とれることがありますが、規模が違いますね。

>それも昔は、70mmの大スクリーンでした!!

上でも書きましたが、登場した頃はこれが70mmとの印象があったように思いますが、たったの1本ですが西部開拓史の
シネラマの印象が強すぎてそればかりが脳裏に残っています。

>英国軍人としては少し逸脱していたのではないかとも思うのですが、

そういうことでしょう。
背景が分からずにぱっとこの映画に接したら分からないかも知れませんね。

ピーター・オトゥールは『ラ・マンチャの男』( Man of La Mancha)を数回観ていて酔っているんですが、またファンになりました。
でも2年前に亡くなりましたね。

>新しいのを買い込んで、我が家の4Kで楽しむ事に致しましょう

ひゃー、羨ましい限りです!!!
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