小父さんから

ミーハー小父さんの落書き帳

映画『パリの恋人』(Funny Face 1957年 アメリカ)

2012年08月16日 | 映画
【解説】
オードリーの歌は、結構、雰囲気で聴かせるものがある。「マイ・フェア・レディ」のような純然たるブロードウェイ・ミュージカルの映画化ならいざ知らず、こういった小唄映画ならば充分通用する。そして、アステアに負けじと、元バレリーナの特技を活かしてダンシング。黒づくめのモダン・バレエ風のナンバー、“基本的共感主義”が特にいい。物語は、ファッション雑誌の撮影に乗り込まれた古本屋のオードリーが、カメラマンのアステアにスカウトされトップモデルとなる。現代思想にかぶれた彼女は、途中で自らの実存の虚しさに気づき、行方をくらましたりもするが、最後にはハッピーエンドを迎える、というもの。撮影でウェディング・ドレスを着て、感きわまって泣き出してしまう姿が可憐だ。撮影コンサルタントに、ファッション・フォトの第一人者R・アヴェドンを迎え、その写真がコラージュされた画面は、映画にテンポを生んでいる。女性への褒め言葉に“ファニー・フェイス”が使われ出したのも、この映画からではないだろうか。無論、自分の容貌を気にするオードリーに、アステアが“君はユニーク”と賞賛してそう呼ぶのだ。とにかくカラフルな作品である。

【出演】
フレッド・アステア、オードリー・ヘプバーン、ケイ・トンプソン、ミシェル・オークレール、スージー・パーカー
                                      <allcinema>


  




 この映画を見るのは5年ぶりかな?初めて観た時は、なにしろオードーリーのオドリ(踊り)に魅了されっぱなしで見入ったものだが、フレッド・アステアの名も覚え、歌と踊りをじっくりと楽しませてもらった。リンク先に書いているように『プラダを着た悪魔』も『シカゴ』もこの作品を一部真似したのじゃーないかな?アメリカのミュージカルの歴史はとても古いのでいい加減なことを書くと叱られそうだが・・・。オードリー・ヘプバーンファンの方でまで観ていないかたは必見だ!

 映画の中で歌われている♪'S Wonderfulは、日本の名だたる歌手がテレビでよく唄っていたな。詞アイラ・ガーシュウィン、作曲ジョージ・ガーシュウィンだそうだ。

 ところが、ところがamazonのネット価格が、参考価格:¥ 15,750円、価格:¥ 13,303円、USED価格:¥ 19,800円となっている。ちなみに小父さんはテレビのBS2とBSプレミアムで無料で見させてもらったが(笑)、このDVDは希少価値があるんだろうか!?
 


  



Funny Face - trailer (1956) AUDREY HEPBURN  
 
コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 8/15(水)のPhotomemo日記 | トップ | 記事/近事片々:心と夢に無限... »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おはようございます (はちきんイジー)
2012-08-16 23:14:39
このビデオのあと 白鳥がのった動画をクリックするや
PCがダウンしてしまいました

その動画の片隅に中国語があったんですが

中国のビデオサイトのものを見ていてPCが故障したと友人が話していましたが 何か関係あるんでしょうかね

話がそれてしまい すみません。


オードリーは ほんとに可愛いかたですよね

それにしても 日本のDVDって 高いですね
はちきんイジー さんへ (小父さん)
2012-08-16 23:34:32
こんばんわ

>白鳥がのった動画をクリックするやPCがダウンしてしまいました

なにか悪いものがリンクされていたんですかね?
私はウイルスチェックとツール→セフティ→閲覧履歴の削除から→上から5項目をしばしば削除してウイルス対策にしています。

>中国のビデオサイトのものを見ていてPCが故障したと友人が話していましたが 

よくわかりませんが、ウイルスやフィシングが含まれていたらダウンすることがあるかも知れませんね。

オードリーも63歳で亡くなっているんですね。
今、生きていれば83歳です。
映画の中でも際立っています。
何なんでしょうね?
おはようございます (shoppgirl)
2012-08-19 07:07:22
 小父さん、おはようございます。

真っ赤なドレスのオードリー。
マリリン・モンローの同じ様なドレス姿を見ましたが
それぞれ違った魅力があります。

>オードリーの歌は、結構、雰囲気で聴かせるものがある
確かに!
ティファニーで朝食の「ムーン・リバー」も味があって大好きです。
shoppgirlさんへ (小父さん)
2012-08-19 10:45:39
リンク先にあるように、この映画のオードリーも古本屋の田舎娘での登場なんですよ。
しかも共感主義(モデルはサルトルの実存主義者)かぶれでどこまでも変てこな女です。

上の赤いドレスはファッションモデルに創り代えられていく一シーンです。
そういうところはマイフェアレデイにどことなく似ていますね。

この映画に接した時は、唄って踊るオードリーに魅了されたものですが、調べたら子供の頃、バレーも相当やっていたんですね。

コメントを投稿

映画」カテゴリの最新記事