小父さんから

ミーハー小父さんの落書き帳

こんな時こそ映画 ③ 『アラモ』 (The Alamo 1960年 米) / BSプレミアムシネマ

2020年04月25日 | 映画
アラモ砦(テキサス州サンアントニオにあるかつての伝道所と要塞の複合施設)

The Brothers Four / The Green Leaves of Summer 遥かなるアラモ / ザ・ブラザース・フォア
 
このテーマ曲は意味不明ながら何十回も聞き覚えている。子供の頃、デイビー・クロケットのラジオドラマを聞き英雄視していたものだ。馬上の中央の左がデイビー・クロケット大佐(ジョン・ウェイン)、右がジム・ボウイ(リチャード・ウィドマーク)。

(あらすじ)アラモの戦いとそれに至るまでの出来事を描いている。当時、独立を目指すテキサス軍を指揮していたサム・ヒューストン将軍(19世紀のアメリカ合衆国の軍人、政治家。アメリカ史上唯一、テネシー州とテキサス州の二つの異なった州知事)は、不十分な軍の再編を行うべく時間を必要としていた。一方、サンタ・アナ将軍(メキシコの軍人、政治家。11回~7回と数える意見もある~も大統領に選ばれた。有能な軍人)率いるメキシコ軍は兵力・装備・訓練のどれを取ってもテキサス軍に優っている。しかし、それにもかかわらずテキサス軍は非常に高い士気を保っていた。

その頃、サンアントニオ郊外での任務を終えたウィリアム・トラビス中佐(ローレンス・ハーヴェイ)はアラモに守備隊長として派遣される。そこにジム・ボウイ(リチャード・ウィドマーク)が援軍として到着し、さらにテネシー州の義勇兵中隊を率いたデイビー・クロケット(ジョン・ウェイン)も現れる。~wiki


皆殺しの歌(アラモより)

このシーンで見られるメキシコ軍の兵隊の多さにはおったまげた!部隊が別々なのか、そのカラフルなユニフォームだけでも金に糸目をつけなかかったんだろう。もうこんな映画は撮れないね、大スペクタクル作品だ。

(評価・反応)『アラモ』は莫大な収益を上げたが、それでも製作コストを賄うことは出来ず、結果的にウェインはいくつかの個人的な資産の売却を余儀なくされた。『アラモ』はアカデミー録音賞を受賞した他、アカデミー助演男優賞(チル・ウイルス)、アカデミー撮影賞(カラー部門)、アカデミー編集賞、アカデミー作曲賞(ドラマ・コメディ部門)、アカデミー歌曲賞(歌曲部門, ディミトリ・ティオムキン、ポール・フランシス・ウェブスターの『The Green Leaves of Summer』)、アカデミー作品賞にノミネートされた。
 
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4 コメント

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「グリーンスリーブス」と「思い出のグリーングラス」 (デ某)
2020-04-26 15:29:24
BSプレミアム、ご覧になったんですねぇ。
ご覧になられるだろうと 確信していました(笑)

ジョン・ウェインは、チャールトン・ヘストンらと同じく
アメリカ映画界の「面舵いっぱい!」の俳優さんです(笑)
ではありますが… カッコいいです。

アメリカ映画におけるメキシコとかインディアンは
余りに不当に(差別的かつ事実に反して)描かれてきたので、
最近では 西部劇そのものがあまり取り上げられなくなりましたね。

「グリースリーブス」…歌詞ではやや曖昧ですが、
美しくも荒んだ世界が描かれています。
その点は「思い出のグリーグラス」とよく似ています。
緑あふれる美しい風景、あたたかい家族、恋人…。
それは…死刑囚が処刑される前夜、
夢に現れた懐かしい故郷の光景、人々でした。

「グリーンスリーブス」も「思い出のグリーグラス」も
なんともやるせない美しさにあふれ…
こんな表現は恐縮で気が引けるのですが、
「弁証法的な歌の世界」と言うべきかもしれません(笑)

トム・ジョーンズ「思い出のグリーングラス」
https://www.youtube.com/watch?v=5YoLOjGxQfQ
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デ某さんへ (小父さん)
2020-04-27 00:47:52
>ご覧になられるだろうと 確信していました(笑)

当たりです(笑)

>最近では 西部劇そのものがあまり取り上げられなくなりましたね。

日本の時代劇映画共違って確かにそんな一面を持っているでしょうね。

しかしこのアラモは戦力的にも全く勝ち目のない闘いで玉砕精神みたいなものもあったんだとちょっと不自然にも感じました。
それと、先に砦の女子供らの不戦闘員を脱出させ、メキシコ軍に包囲されている中でも女子供の一家族を開放してましたね。

ん?この映画のテーマ曲は、似ていますけどGreensleevesではないですよ。
The Green Leaves of Summer 日本では「遥かなるアラモ」として紹介されたようです。

なんだか意味が分からなくとも、よく聞き、よく口ずさんでいましたね。

>それは…死刑囚が処刑される前夜、

デイビー・クロケットも実際には捕らえられて処刑されたとwikiにはありますが、映画では戦死のように描いていました。
死刑囚の処刑シーンもなかったような・・・
(時々寝てましたけど 笑)

アウフヘーベン的な歌ですか?(笑)
ちょっと分かりません(汗)

トム・ジョーンズ「思い出のグリーングラス」もよくラジオで聞いてましたね。
懐かしさがこみ上げてきます。
歌詞の意味、今はじめて知りました。
有難うございました。
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トリヴィア (FUSA)
2020-04-28 20:48:08
中学生の頃、熊本では2つしかなかった70mmスクリーンの劇場で観ました。ディテールは記憶が薄らいでいますが、トリヴィアを3つほど。
●ディズニーの実写版「デイビー・クロケット」シリーズが先にあったので演じたフェス・パーカーのイメージが強く、アメリカでもジョン・ウェインのイメージではないという声も強かったそうです。たしかに、デイビー・クロケットというよりジョン・ウェインそのままでしたね(笑)
●当時のジョン・ウェインの西部劇にはアイドル歌手を起用するのが定番となっていて、「リオ・ブラボー」のリッキー・ネルソン、「アラスカ魂」のフェビアン、そしてこの映画のフランキー・アヴァロンというように踏襲していました。
●ジョン・ウェインのお師匠さんであるジョン・フォードが監督をサポートしていますがクレジットされていません。この映画の音楽はディミトリ・ティオムキンが担当していますが、フォードは饒舌すぎるティオムキンの音楽はあまりお好みではなかったらしく一度も使っていません。
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FUSAさんへ (小父さん)
2020-04-28 23:31:53
>フェス・パーカーのイメージが強く

はっはっは、私もその前の作品を一生懸命思い出そうとしてました分かりませんでした。
今、検索したら 映画「鹿皮服の男」フェス・パーカーが出てきました。
たぶん映画雑誌くらいしか見ていないと思います。

>デイビー・クロケットというよりジョン・ウェインそのままでしたね

なんでも、監督に徹するつもりがジョン・ウェインが出ないと人が入らないというので、ちょっと遠慮がちに出ているようです。

>そしてこの映画のフランキー・アヴァロンというように踏襲していました

検索しました。
彼が歌手でしたか!
「リオ・ブラボー」のリッキー・ネルソンはこのブログの人気記事に何回も選ばれます!

>ジョン・フォードが監督をサポートしていますが・・・

wikiには「フォードは第2撮影班を率いて勝手な撮影を始めたが、ウェインは自らの監督としての権威を維持する為に彼らを追い出した。」と言う意外に記述がありましたね!
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