覚え書きのようなもの・・・分室

私の好きな音楽のこと(主にクラシック)や日々の出来事、思ったことなどをつたない言葉で記してみます

クーベリックとウィーン・フィルのシューベルト 交響曲第3番

2008年01月07日 | 音楽
・今年のウィーン・フィルの「ニュー・イヤー・コンサート」、なかなか好評だったようですね。指揮のプレートルはニュー・イヤー史上初のフランス人でなおかつ最高齢での登場という話題性もありました。私も録画をしてまだ全部見たわけではないのですが、つまみ見をしただけでも、確かにここ数年のコンサートとは一味違うかなという印象を受けました。恒例の「青きドナウ」なんか特に。会場が非常に盛り上がっているのが伝わってきました。

・プレートル、ウィーンでの人気は凄いようですね。今年のニュー・イヤーをきっかけに日本でも人気に火が付くかもしれません。ヴァントやザンデルリンクといった人がいなくなり、いわゆる「長老」が最近いませんから。プレートルというとフランス物を思い浮かべますが、レパートリーはかなり広いようで近々ウィーン響でブルックナーの8番!も振るそうです。日本で人気の高いブラームスやマーラー(ウィーン・フィルと演奏しているようです)あたりのライヴ録音などが正規で出てくると面白いですね。

・ちなみに今回聴いたのはプレートルではなくクーベリック。ウィーン・フィルと共演したシューベルトの交響曲第3番です。私はこの曲が大好きなんです。短い曲ですが愛らしく聴いていてウキウキしてきます。クーベリックの指揮はキビキビとして気持ちがいいですし、往年のウィーン・フィルのチャーミングな響きも楽しめます。終楽章のちょっとしたアクセントもウィーン風といった感じ。クーベリックとウィーン・フィルは必ずしも良好な関係ではなかったようですがこの演奏はとても素敵です。
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