覚え書きのようなもの・・・分室

私の好きな音楽のこと(主にクラシック)や日々の出来事、思ったことなどをつたない言葉で記してみます

ケンプ、アルヘント、ナポリ・A.スカルラッティ管のブラームス ピアノ協奏曲第2番

2009年04月05日 | 音楽
・以前から「ケンプはブラームスのピアノ協奏曲第2番を弾かなかったのかな?」と疑問に思っていました。2年位前に、パリ音楽院管弦楽団の演奏会記録が出ているページを偶然見つけ何気なく見ていたら、戦後この曲を弾いている記録を発見。でも「第1番の間違いかな・・・」くらいに思っていました。ところが先日、ついにケンプのこの曲の録音が発売になったと聞き、早速入手しました。

・オーケストラはパリ音楽院管弦楽団ではなく、イタリアのナポリ・A.スカルラッティ管弦楽団、指揮はピエトロ・アルヘント、1958年のライヴ録音。こういう録音が出てきたということは、世界中の放送局にはまだ別の記録が残っているかも・・・。

・放送局の正規音源からのCD化なので、モノーラルですが音質は良好です。肝心の演奏ですが、ライヴという事でミスタッチもありますし、ピアノが少し引っ込んで聞こえる録音のせいもあって、バックハウスの名盤に比べれば、正直、印象は薄いかもしれません。でも、かなりの熱演だと思いますよ。何はともあれ、私としてはケンプのこの曲を聴けたというだけで満足! ちなみにアルヘント指揮のオーケストラもちょっと鄙びていますがなかなかの好演だと思いました。

・ブックレットには1954年の来日時の写真が! 駅のホームで、小さい女の子からの花束を笑顔で受け取っている微笑ましいもの。背景に写っている列車の「特別2等」という看板が時代を感じさせて嬉しいです。

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