・yurikamome122さんにトラックバックを頂いたのをきっかけに、久しぶりにマーラーの「巨人」を聴いてみることにしました。さて、どの演奏を聴こうか・・・海賊盤のテンシュテットと北ドイツ放送交響楽団の演奏にぶったまげたので、もう一度それを聴いてみようかと思ったのですが、北ドイツ放送交響楽団というとそういえばイッセルシュテットの演奏もあった、と思い出して今回はそれを出してきました。
・これはTAHRAから出ているもので1969年のステレオ・ライヴ録音。音質良好です。yurikamome122さんの記事で改めて気づいたのですが、マーラーはこの曲に色々タイトルを書いていたのですね。普段あまりそういうことを考えずに聴いていたので、改めて楽章ごとに付けられたタイトルを見てみましたが・・・ふーん、そういうことだったのか・・・。そう言われればそんなような気もするし、気にしなければそれはそれで構わないかな、という気もします。いいかげんな聴き方ですね・・・・・。
・作曲者としての考えや意図はあるでしょうが、実際演奏ということになると指揮者やオーケストラの特徴というものが大きく出ますよね。この曲を青春の讃歌ととらえる事もできるし、マーラーが感じていた「死」ということを意識した演奏にすることもできるし・・・。どれが正解ということもないのでしょう。そういういろいろな解釈をCDで手軽に聴くことができる、ありがたいことです。いいかげんなコメントばかりですみません。
・イッセルシュテットの演奏は普段聴き慣れたこの曲の演奏とは一風変わっているかもしれません。全体にじっくりとしたテンポで進んでゆきます。特に面白いのは第2楽章。こんなにゆっくりとしたテンポでこの楽章を演奏したのは珍しいです。しかし、そのテンポだからこそ普段気が付かないような所に気が付いたりして、興味深い解釈だと思います。第3楽章の後半、音楽が徐々に高潮してくるところも、ただのバカ騒ぎのようなものにはならず、どこか離れた場所から冷静に見つめているような印象を受けます。終楽章もその冷静さは保たれていると思います。聴く方によっては物足りない印象を持たれるかもしれません。標題にとらわれない解釈と言えるかも・・・。
・そういえばケンペがBBC交響楽団を振った録音を以前聴いたとき、そのあまりに淡白な演奏(スコアに書かれている音符を素直に音にしました、という感じ)にちょっと物足りなさを感じた記憶があるのですが、もしかするとこの時代のドイツの指揮者のこの曲の解釈の典型がこのイッセルシュテットやケンペの演奏に表れているのかもしれません。そんな事を考えるとこの演奏はマーラーの演奏史を考える上での貴重な証言かな、という気もします。
・これはTAHRAから出ているもので1969年のステレオ・ライヴ録音。音質良好です。yurikamome122さんの記事で改めて気づいたのですが、マーラーはこの曲に色々タイトルを書いていたのですね。普段あまりそういうことを考えずに聴いていたので、改めて楽章ごとに付けられたタイトルを見てみましたが・・・ふーん、そういうことだったのか・・・。そう言われればそんなような気もするし、気にしなければそれはそれで構わないかな、という気もします。いいかげんな聴き方ですね・・・・・。
・作曲者としての考えや意図はあるでしょうが、実際演奏ということになると指揮者やオーケストラの特徴というものが大きく出ますよね。この曲を青春の讃歌ととらえる事もできるし、マーラーが感じていた「死」ということを意識した演奏にすることもできるし・・・。どれが正解ということもないのでしょう。そういういろいろな解釈をCDで手軽に聴くことができる、ありがたいことです。いいかげんなコメントばかりですみません。
・イッセルシュテットの演奏は普段聴き慣れたこの曲の演奏とは一風変わっているかもしれません。全体にじっくりとしたテンポで進んでゆきます。特に面白いのは第2楽章。こんなにゆっくりとしたテンポでこの楽章を演奏したのは珍しいです。しかし、そのテンポだからこそ普段気が付かないような所に気が付いたりして、興味深い解釈だと思います。第3楽章の後半、音楽が徐々に高潮してくるところも、ただのバカ騒ぎのようなものにはならず、どこか離れた場所から冷静に見つめているような印象を受けます。終楽章もその冷静さは保たれていると思います。聴く方によっては物足りない印象を持たれるかもしれません。標題にとらわれない解釈と言えるかも・・・。
・そういえばケンペがBBC交響楽団を振った録音を以前聴いたとき、そのあまりに淡白な演奏(スコアに書かれている音符を素直に音にしました、という感じ)にちょっと物足りなさを感じた記憶があるのですが、もしかするとこの時代のドイツの指揮者のこの曲の解釈の典型がこのイッセルシュテットやケンペの演奏に表れているのかもしれません。そんな事を考えるとこの演奏はマーラーの演奏史を考える上での貴重な証言かな、という気もします。
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