覚え書きのようなもの・・・分室

私の好きな音楽のこと(主にクラシック)や日々の出来事、思ったことなどをつたない言葉で記してみます

ミュンシュとボストン響のブラームス 交響曲第2番

2008年06月29日 | 音楽
・最近、「West Hill Radio」というレーベルからミュンシュとボストン響のライヴを集めたボックスが3つ発売されました。内容が大変興味深くて、「えっ、こんな曲もやってたの?」という、例えばドヴォルザークの「新世界」とかR・シュトラウスの「英雄の生涯」とか、協奏曲でもアラウやフランチェスカッティ、フルニエ、ゼルキンという、レコードでは聴いた覚えのない組み合わせがあってワクワクしちゃいます。

・今日聴いたのはブラームスの交響曲第2番のライヴ。1955年9月30日の記録です。もちろんモノーラルですが聴き辛くはありません。ミュンシュのこの曲はスタジオ録音もありますが、私が忘れられないのはフランス国立放送管とのライヴ録音。ぶっ飛んでましたねえ。第1楽章から大変な熱さでした。終楽章は興奮の坩堝。最後の音が鳴り終わらないうちに大変な拍手でした。あんなの生で聴かされたらそうなるよなあ、と納得の拍手。生々しいステレオ録音と往年のフランスのオーケストラの独特の響きも印象的でした。

・で、今回の演奏は録音がいまいち冴えない分、印象はいくらかおとなしめですが・・・やはりぶっ飛んでます。ミュンシュの掛け声(号令?)もはっきり聴こえます。終楽章のコーダ、燃えてます。ここでもやはり最後の音が鳴り終わらないうちに盛大な拍手とブラボーが入ります。期待通りのミュンシュのライヴでした。


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