覚え書きのようなもの・・・分室

私の好きな音楽のこと(主にクラシック)や日々の出来事、思ったことなどをつたない言葉で記してみます

ショルティとバイエルン放送響のショスタコーヴィチ 交響曲第10番

2007年09月19日 | 音楽
・ネットを見ていると「へえー、こんなものがあるんだ」と思わぬ発見をする事があります。時々海外のショップを見るのですがこれがなかなか面白くて、日本ではすでに廃盤で入手できなくなってしまったものや、発売された形跡のないものが売られていたりして、ついあれこれと探してみたりしています。

・今日のショルティとバイエルン放送響の演奏はDVDなんです。残念ながらリージョンコードが違うので日本の通常のお店では売られていないようですが、私は日本のアマゾンで見つけました。収録されているのはメンデルスゾーンの交響曲第4番「イタリア」とショスタコーヴィチの交響曲第10番。ミュンヘンのガスタイクでのライヴです。どちらもシカゴ響との録音があると思います。とくに「イタリア」はイスラエル・フィルやウィーン・フィルとの録音もありますからショルティの得意曲なのでしょう。バイエルン放送響とはCDではR・シュトラウスの「アルプス交響曲」ぐらいだったと思いますが、DVDではチャイコフスキーの「悲愴」やショスタコーヴィチの交響曲第9番、ブルックナーの交響曲第3番などが海外では出ているみたいです。

・とりあえずショスタコーヴィチから見てみました。シカゴ響との録音を聴いた事がないので比較はできませんが、見応え、聴き応えのある演奏だと思います。1992年制作の映像のようなので、この時のショルティは80歳になるやならず。しかし、そこはショルティです。とてもそんなおじいちゃん(失礼!)の指揮とは思えません。あの独特の指揮スタイルは健在、アクションが大きくとにかく若々しいです。素人の私が見ても拍子の取り方や指示の出し方などがとてもわかりやすい。いつもの引き締まったテンポでグイグイとオーケストラを引っ張っていくので長い第1楽章も緊張感が途切れません。第2楽章や第4楽章の切れ味もさすがです。

・重要なソロの多い木管をはじめ、強奏でも音がまろやかにブレンドされる金管、重厚な低弦群などオーケストラも好演。終演後は盛大なブラボーが飛んでいました。このところショルティを度々取り上げていますが、今回のDVDも大満足でした。

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