・ウェルナー・ハースというとドイツのピアニストでありながらドビュッシーとラヴェルに名演を残したピアニストとして有名で、確かにその演奏は評判通りの素晴らしさだけれど、今回聴いた「悲愴」も特筆もの! 粒立ち良く美しい音色、力強い打鍵、絶妙なテンポ(特に第1楽章の疾走感)、どこをとっても正統派の名演。評判にならないのが不思議なくらい。CONCERTO ROYALEレーベルってまさに玉石混交という印象があるが、中にはこのハースのベートーヴェンのようなお宝があったりするんだなあ・・・。この録音、元はどこのレーベルで何年頃のものなんだろうか・・・。
Beethoven: Diabelli Variationen; Klaviersonaten [Germany] | |
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Concerto Royale |