覚え書きのようなもの・・・分室

私の好きな音楽のこと(主にクラシック)や日々の出来事、思ったことなどをつたない言葉で記してみます

ソロモンのピアノとメンゲス指揮フィルハーモニア管弦楽団のモーツァルト ピアノ協奏曲第24番

2006年07月24日 | 音楽
・なかなか梅雨明けする気配がないですね。ここ数年、毎年のように各地で水害が起きていますが、そのたびに「過去最大級の」という言葉を聞くような気がします。このまま規模がどんどん大きくなっていったら、と考えると本当にぞっとします。

・今日はソロモンのピアノでモーツァルトのピアノ協奏曲第24番を聴きました。キャリアの絶頂期に手の故障のために引退を余儀なくされた悲運のピアニストです。この演奏は引退間際のものですが、粒の揃った美しいピアノを聴く限り、故障が本当に突然のものだったという事がわかります。短調の曲だからといって殊更ドラマチックにしようという考えはピアニストにも指揮者にもないように聴こえますが、あまり重苦しくなってしまうよりもかえって私は好感を持ちました。

・ピアノもいいのですが、メンゲスの指揮が素晴らしいと思いました。いつもの様に具体的に説明ができないのですが、聴いていてハッとさせられる所が何箇所もあるんです。別に奇を衒ったようなものではないし、ピアノの邪魔にもなっていないけれど、しっかりと主張している、とてもセンスのよい指揮でした。そういえば以前にもメンゲスの指揮に感銘を受けたことがあるのですが、はて、何の演奏だったか・・・。シゲティのブラームスだったかな? 今の所、協奏曲の指揮しか聴いた事がないのですが、このメンゲスという人、相当な実力の持ち主のように思います。伴奏以外の録音も是非聴いてみたい指揮者です。

・1955年のモノーラル録音ですが良好な聴きやすい音質です。
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